浅野 一弘氏/マリモでくしろを盛り上げ隊 会長
【2026年8月号掲載】

「ヒートボイス」結成30年で全179曲!「飲酒運転根絶」の歌も作曲
〈クラーク博士「生誕200年」の日に時計台コンサート〉
釧路市内で阿寒湖のマリモの世界遺産登録運動を応援する「マリモでくしろを盛り上げ隊」(略称・マリモの会)。その会のテーマソング『トーカリップ』を作詞作曲したのが釧路市観光大使を務める地元人気デュオの「ヒートボイス」で、昨年デビュー30年を迎えた。
そこでマリモの会の浅野一弘会長とヒートボイスの目黒広幸、伊藤カズヒロ両氏に音楽活動や地域の取り組みについて語ってもらった。
30周年記念ライブに釧路「ゆるキャラ」集合

――昨年はデビュー30年の節目の年でした。
伊藤 釧路市内のコーチャンフォー文化会館の大ホールで行われた「結成30周年記念ライブ」は、1500席がほぼ満席で大盛況でした。
目黒 素晴らしいライブが実現できて感無量です。
伊藤 釧路のミュージシャンにもサポートしていただき、感謝しています。
目黒 釧路交響楽団の代表メンバーと一緒にオープニング3曲を歌って…。
伊藤 『四島の記憶』とか。僕らがつくった釧路管内8市町村のメドレー曲を歌った際には8市町村のゆるキャラ全部がステージに揃って盛り上がった。
浅野 釧路管内の全市町村のご当地ソングを手がけたのはすごい!
伊藤 浅野先生のお力添えで『トーカリップ』が第一興商のカラオケ曲に採用されました。
浅野 釧路だけでなく、全道の方がこの曲をカラオケで歌って盛り上がってくれれば最高です。
伊藤 釧路厚生社の中山勝範会長からの依頼で今年3月にその社歌をつくりました。釧路厚生社のアイスホッケー部が全道優勝して、その祝賀会で社歌をプレ発表したんですが、来賓で来られた三ツ星レストランシステムの谷川富成会長がこの曲に感動して「うちもつくって欲しい」と。三ツ星レストランシステムの社歌とその経営する「ぼくぜん」「かつ善」「なごやか亭」3店舗のテーマソング4曲を現在制作中です。阿部電気工業の阿部健一社長もそこに居合わせてその社歌も手がけることになりました。
目黒 一挙に6曲を手がけることになり、光栄です。
伊藤 お陰様で僕らが手がけた公式テーマソングが、現在179曲になりました。179曲はギネス級です。
「はんかくさい」に込めた思い
浅野 ところでヒートボイスの事務局だった「喫茶えいが館」が移転のため、閉店しましたね。
伊藤 はい。釧路駅前にあった店舗が老朽化のため、移転となります。移転先は、まだ決まっていません。
目黒 僕は高校時代にそこのライブで歌って、のちに伊藤も加わって。ヒートボイス結成の原点といえる場所です。
伊藤 うん。亡くなった先代のママも僕らを叱咤激励してくれて。ヒートボイス発祥の地です。
目黒 あとは釧路警察署からの依頼で飲酒運転根絶のキャンペーンソングをつくって7月13日に発表します。
伊藤 12年前の「おたるドリームビーチ」での飲酒運転によるひき逃げ事件がきっかけとなり、7月13日が「飲酒運転根絶の日」に。「飲酒運転は、絶対にダメ」というメッセージを込めました。
目黒 曲名は『のんだら のらない』。
伊藤 歌詞に「はんかくさい」を入れたかったのですが、コンプライアンスの問題があって「判断、欠く、最悪」に変えました。
目黒 歌うと「はんかくさい」に聴こえる。
伊藤 そう。飲酒運転根絶への強烈なイメージを届けたくて、「はんかくさい」は譲れなかった。
――3年ぶりに札幌の時計台で無料コンサートを行いますね。
伊藤 はい。7月31日に「時計台の会」の依頼で19時から90分間ライブを開催します。この日はクラーク博士の生誕200年の記念日なんです。
目黒 北海道の歴史にとって重要な記念日に、日本の重要文化財でライブを行えるなんて光栄です。ぜひ、来てください。





