関 崇博氏/中道リース株式会社 代表取締役社長
【2026年6月号掲載】

期待される中期経営計画始動「価値ある提案を追求」
好調を維持したままゴールを迎えた前・中期経営計画(2023年~25年)。とりわけ24、25年は過去最高となる経常利益を更新し続け、躍進の3ヵ年となった。収益基盤の強化とともに、営業体制の底上げが着実に実を結んだ結果と言える。
好調継続が期待される新たな中期経営計画(26年~28年)は、既に第1クォーターが終了。「1月、2月は苦戦した」とはいうものの、「後半の急伸により回復基調に転じた」と総括。滑り出しは順調だ。

同社の代名詞である〝健全・堅実〟は維持しつつも、今期からは「仕事にボリュームを持たせるという視点を加えたことが、前半の苦戦要因」と分析。金利の上昇による資金調達コスト増も大きな要因のひとつと言えるが、回復基調に転じた理由については「特別な取り組みを実践したわけでもなければ、新たな方針を示したわけでもない。目標達成に向けて汗をかいてくれた社員のおかげ」と感謝を口にする。
具体的な成果については、昨年支社をリニューアルした「関東エリアが極めて好調」と評価する一方、新たなシェア獲得にも傾注しており、かねてから模索する甲信越エリアの強化については「調査に調査を重ねている状況。まだ判断するには時期尚早」と冷静。本道の状況については「持ちこたえている印象」と控えめだが、「北海道、東北に景気の波が届くにはまだ時間を要する」として、「ラピダスや北広島市の開発、新幹線など、プラスに働く要素は多い」と前向きだ。
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再エネやEV、省エネ設備導入に関連する企業との業務提携を締結するなど、新たな取り組みも顕著だが、昨年は福利厚生を支援する企業との提携を実現させた。
「ビジネスに新たな方向性、幅を持たせるためにも重要」として、今後も幅広い業種業態との連携も視野に入れる。既存事業とのシナジーを構築しながら、持続的な成長モデルの確立を図る構えで、「いかに付加価値をつけ、お客様にとってどれだけ価値のある提案ができるか──、ここを追求し続けたい」
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先の見通しについては、「見えにくい部分は確かにある」と前置きしたうえで、「新規事業への挑戦を重ね、形にし、従来の事業とのつながりを持たせる。その土台を構築したい」と、現在の中期経営計画の着地点は鮮明だ。
極めて不安定な世界情勢を見極めつつ邁進する姿勢は崩さず、
「金利を含め、どのように世界情勢が動いていくのか──。〝健全・堅実〟なスタンスを貫きつつ、さまざまな視点で精査していく」


