丹波 孝司氏/株式会社将軍ジャパン 取締役社長
【2026年6月号掲載】

新札幌サンピアザ「のい美容室」運営継承
将軍ジャパンHDグループ 充実したトータルビューティーサービス提供へ
理美容を中心に、アイラッシュ、ネイル、飲食、不動産、広告、リユースなど幅広く事業を展開する将軍ジャパンホールディングスグループは今年2月、新さっぽろで40年超の歴史を持つ「のい美容室」の運営を継承した。厚別地域で長く愛され続けているお店で「地元のファンの方を大切にしていきたい」と丹波孝司社長は語る。
地域で愛され40年超、M&Aは円満に完了

+Plus」、ヘアカット専門店「クイック
カットBB」、ネイルサロン「ラポール」
新札幌副都心の中核であるサンピアザ3階。将軍ジャパンHDグループはこのフロアで、フルサービスの理容室「メンズサロン ダンディズム+Plus」、ヘアカット専門店「クイックカットBB」、ネイルサロン「ラポール」をそれぞれ運営しており、「のい美容室」と近く開設予定のアイラッシュ(まつ毛エクステ)店舗が加わることで、今まで以上に充実した理容とビューティーサービスの提供体制が整う。
「のい美容室」の運営を継承したのは簡単に言うとM&Aである。旧オーナーとの間では円満に事務手続きが進み、スタッフの雇用はそのまま引き継がれた。
同店が40年超にわたって地域で運営実績を重ねてきたのは、評判が良く、一定の顧客がついているからにほかならない。
「ベテラン技術者によるオールマイティーな施術で客層は幅広く、特に髪のダメージに配慮したパーマ、カラーやヘッドスパが好評」と丹波社長は特色を説明する。
札幌では数少ない抗菌・抗ウイルス触媒コーティング施工済美容室となっている。
駐車場や地下鉄から外に出ないため、スタイリングが崩れる心配はない。ショッピングや食事などと合わせて利用できるのも支持されている理由の一つだ。
14事業で216店舗、リユース事業も好調
将軍ジャパンHDグループは、現会長の杉本好法氏が1996年に創業した。今年は満30年の節目だ。
現在は14事業で全国216店舗を運営。今日までの成長の原点は「理容ディスカウント」のドミナント出店にある。その後、ヘアカット専門店「クイックカットBB」の直営・FCによる全国出店を加速化し経営基盤をより強固にしていった。
大きな強みはこの過程で積み重ねたFCノウハウと、イオングループやアークスグループをはじめとするテナントオーナーとの厚い信頼関係だ。物件探しと立地条件の見極めには定評がある。
最近の動きでは、「クイックカットBB」の新規出店は今年2月に「スーパーアークスイースト店」(厚別区)、3月に「イオン桑園SC店」と続いた。
上質な技術をお手頃価格で提供する「ダンディズム」もブランドイメージがすっかり定着。待ち時間解消のため狸小路本店のシステムを「予約優先」に変更、クラシック琴似店も順調に推移している。
また、昨年8月にスタートしたリユース事業の「買取大吉」のFC展開も軌道に乗ってきた。4月に「マックスバリュ深川店」をオープンしたことで早くも5店目となり、「マックスバリュ手宮店」「東光ストア真栄店」「ザ・ビッグ岩見沢店」「フレスポ旭川龍谷店」の既設店舗ともども、グループ内の柱の一つに成長しつつある。年内さらに出店を加速する計画だ。
飲食では、昨年9月に江別市野幌の国道12号に面して出店した「そば処 将」の人気が持続している。杉本会長の長年の思いを実現した店舗で、「そばをメインにした店では珍しく3種類の麺から好みに応じて選べることがリピーターを増やした要因になっている。道内にはおそらく他にない十割更科の評判も良いですね。季節に応じた道産のそば粉と水だけを使用し、小麦粉は一切使っていません」と丹波社長。

今年4月25日より提供している季節限定のセットメニュー「さくら蕎麦と山菜の天ぷら」が好評。そばつゆも新しくなり、さらに風味が増している。
こうして幅広い事業で店舗ブランドを確立できたのも、担当役員や管理職社員を配置する人事戦略が奏功したからこそ。「社会の仕組みは大きく変わった。人材育成や人事評価システムは今後ますます重要になる」と丹波社長は力を込めた。

