サッポロビール株式会社

【2026年4月号掲載】

【住所】札幌市中央区北1条東4丁目8‐1
【TEL】 011-252-8240
【URL】https://www.sapporobeer.jp/
【北海道エリア【公式】X】@SB_HOKKAIDO(旧twitter)

サッポロビール創業150周年~歴史の襷を繋ぎ、次の北海道の未来を創る~

▲時松浩サッポロビール㈱代表取締役社長(左)と牧野成寿(同)上席執行役員北海道本部長

 1869年、蝦夷地が「北海道」と名付けられてから7年後、札幌市にサッポロビール㈱の原点となる「開拓使麦酒醸造所」が設立され、翌年にはサッポロブランドの始まりとなる冷製「札幌ビール」が誕生した。
 しかし、第2次世界大戦時にはすべてのビールの商標が「麦酒」に統一され、その名が惜しくもなくなった。
 戦後、「サッポロビール」の復活の声が上がり、1956年、13年の時を経て北海道から復活した。
 同社は、今年で創業150年を迎え、これまで歴史的に分散してきた組織や価値観を一つに束ね、一つの強力な「エネルギー」に転換する年となる。

「体験」と「コミュニティ」を創造する企業へ

 同社は1月26日、札幌市内のホテルで創業150周年を記念した「SAPPORO VISION 150 ㏌ HOKKAIDO」~襷をつなぎ、未来を創る~と題した事業方針説明会と祝賀会を開催した。

 説明会で時松浩サッポロビール㈱代表取締役社長は、グループが擁する機能(不動産部門を除く)の価値観を統一し、「体験」「コミュニティ」を創造。顧客に最も近いブランドカンパニーとして「製造業」から「創造業」への転換を図るなどの全社的なビジョンを、牧野成寿(同)上席執行役員北海道本部長は、道内における今後のビジョンなどを語った。

 ビールは、北海道限定発売の「サッポロ クラシック」が発売40周年の節目となった昨年に104%(前年比・4年毎の同社出荷実績・全容器計)を記録し、過去最高の売り上げを更新した。
 そんな中、酒類人口の減少に加え、今年10月、酒税法改正により、ビール・発泡酒・第3のビールの税率が350㎖あたり54・25円に一本化され、ビールは減税、第3のビールは大幅増税となり、これまでの価格差が縮小・解消される。

 また、チューハイなどの「その他の発泡性酒類」の税率も350㎖あたり35円へ引き上げられ、ビール業界を取り巻く環境が大きく変わっていく。

もっと「元気」「笑顔」に、「強く」「豊かな」北海道へ

 同社は、酒税法改正で一層ビールが注目されることを念頭に市場環境や生活者課題を的確に捉え、ビールへの取り組みを一層強化していく。

 具体的に「サッポロ クラシック」は北海道の旬の食材、観光、スポーツ、文化を通じ「The HOKKAIDO BEER」へ、「サッポロ生ビール 黒ラベル」は自然景観、音楽、体験(黒ラベルWAGON)と繋げ、「大人をカイタクする生ビール」として、「SORACHI1984」は北海道の和食海鮮、ホップ、体験(BEERSTAND)で「北海道ソラチから世界へ」、「サッポロ ラガービール(赤星)」は開拓使麦酒醸造所を通じ「酒場文化を未来へつなげる」など、多様なビールブランドの個性と物語と北海道を繋ぎ、道民に愛されるファンづくりを目指していく。

 さらには、「北海道はサッポロビール」をタグラインに①「北の大地から、未来をつむぐプロジェクト」②「ビールのまち さっぽろの推進」③「新しい鉄道の旅『赤い星・青い星』との協業」④「ビールが持つ物語と北海道との繋がり」⑤「北海道からかがやく日本ワイン・グランポレール」をテーマに様々な取り組みを実施していく。

サッポロビール博物館
▲「サッポロビール博物館」ツアー専用
プレミアムラウンジ(イメージ)

「ビールのまち さっぽろの推進」の取り組みとして、「サッポロビール博物館」が7月1日にバリューアップオープン。明治期から守り継いできた赤レンガ建造物を未来へ残し伝えていくために、昨年8ヵ月の期間をかけ、全面改修工事を実施。150周年の節目に赤レンガの文化財保護と楽しく遊べる体験型施設に進化。

 同館では、サッポロビールの歴史を映像で体験できるほか、新・プレミアムツアーの案内後、専用ラウンジで上質なビール体験を提供、北海道と同社の絆を大切にする「道民割」も実施する。

▲パネルで展示された150年の歩み