【2021年4月号掲載】

【住所】旭川市神楽岡9条6丁目2‐15
【TEL】 0166-66-3192
【URL】http://www.kibounotsubomi.com

「あきらめない介護」を理念に 働き方改革やICT化を推進

▲青山 央明社長

㈱青山(青山央明社長)は、言語聴覚士の資格を有する青山社長が、医療現場に携わってきたノウハウと「あきらめない介護」に対する強い思いのもと、2006年に創業し、道内各地で介護施設を運営している。

現在は、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、柔道整復師など国家資格を有する〝リハビリ集団〟として、スタッフは総勢400名に及ぶ。そのうちリハビリ職員はパートを含めおよそ60名。

創業以来、介護保険の理念である「自立支援」を貫き、利用者が前向きに生活できるよう、メンタルを含めた全人的な介護に力を注いでいる。

昨年は、旭川市神楽岡に、住宅型有料老人ホーム「希望のつぼみかぐら岡」がオープン。今年夏には旭川市4条通に住宅型有料老人ホーム「希望のつぼみ旭川4条」がオープンする予定。

同社では、働き手が知識や経験といった〝財産〟を発揮できるような組織づくりに力を入れてきた。本部機能をより一層強化させた結果、より細分化した働き方改革を実行することができた。さらに介護のICT化を図り、現場のスタッフが利用者に向き合い、集中できる環境を構築している。

20年9月には道が働き方改革と介護人材確保のために推進するICT化促進事業「介護事業生産性向上推進モデル」に同社の取り組みが選定された。

加えて、利用者に日々良質なサービスを提供できるように、介護職員の倫理観などを磨いていくような教育システムも日々更新しながらつくっている。

▲ICT化の一環としてタブレットを
各事業所に導入して情報共有

「日本が労働人口の不足を迎えるにあたり、働き方改革が取り組むべき課題だと思います」と青山社長。そのため、ケアスタッフが本来得意とするケアワークやソーシャルワークに集中することで、サービスの質を向上させ、利用者目線のケアを実践していく方針だ。

また「私たち介護事業者は地域の社会資源です。地域密着型のスタイルを貫き、災害などの際には、各事業所は避難場所を含めた〝寄り添う〟場所にならなければと思っています」(青山社長)

一方、新型コロナウイルスの感染拡大では、いち早く、その対策に着手し、感染経路をいかに断っていくかのスキームづくりを行ってきた。そのほか、ノロウイルスや新型インフルエンザなどの感染症対策も行い、各施設の温度や湿度の管理をはじめ、状況を把握しそれに応じた運営に努めている。

現在同社では、大手IT企業やITベンチャー企業と共同で介護のシステム開発に取り組み、希望のつぼみのスタイルがICT化されつつある。

「新型コロナの感染拡大で、考え方や価値観が180度変わりました。ICTの重要性を再認識し、二の足を踏んでいた介護ロボットなどAIの導入も考えていきたい。かつて3Kと呼ばれていた介護職ですが、ICT化により、そこから脱却していきたい。20年先30年先にもつながる科学的根拠に基づいた介護サービスの確立に向けて、全力で取り組んでいきます」と青山社長。