マリモでくしろを盛り上げ隊
【2024年8月号掲載】
【住所】事務局/釧路市昭和南3丁目9-5 あさの皮フ科クリニック内
【TEL】0154-55-4112
【URL】https://marimo946.com
「全国北前船寄港地フォーラム in釧路」で「夕日」「炉ばた」「トーカリップ」を歌い阿寒マリモの世界遺産登録を
■マリモでくしろを盛り上げ隊会長/浅野 一弘氏(中央)
■ヒートボイス/目黒 広幸氏(右)、伊藤 カズヒロ氏(左)
釧路市内で阿寒湖のマリモの世界登録運動を応援する「マリモでくしろを盛り上げ隊」(略称・マリモの会)の活動が注目を集めている。この会のテーマソング『トーカリップ』を作詞作曲したのが、地元人気デュオの「ヒートボイス」で、釧路市観光大使も務めている。
そこでマリモの会の浅野一弘会長とヒートボイスの目黒広幸、伊藤カズヒロの両氏に音楽活動や地域への熱き思いを語ってもらった。
直木賞作家・桜木紫乃さんとコラボ曲
――最近の活動で主だったものは。
伊藤 直木賞作家の桜木紫乃さんと一緒に曲をつくりました。曲名は『HARUTORIストーリー』で、作詞は桜木さん、作曲は伊藤カズヒロです。
目黒 FMくしろの30周年記念ソングとして『HARUTORIストーリー』が5月1日に発表されて、歌はFMくしろのパーソナリティーのHarumixさんが歌っています。
伊藤 ちなみに私もユーチューブで歌い、発信しています。
浅野 桜木さんも釧路市観光大使ですね。
伊藤 はい。私たちヒートボイスも観光大使だから、観光大使同士がタッグを組んだ1曲になりました。
「釧新郷土芸術賞」受賞記念コンサート
浅野 ヒートボイスと言えば、昨年11月に第52回「釧新郷土芸術賞」を受賞し、話題を呼びました。
目黒 ありがとうございます。
伊藤 芸術賞では、これまでクラシック音楽や絵画などの格式ある方々が受賞されてきた中でポップス系が選ばれたのは初めてで、とても誇りに感じています。
目黒 6月9日には北海道立釧路芸術館アートホールで、その受賞記念コンサートを行いました。
伊藤 記念コンサートには蝦名大也釧路市長をはじめ、およそ200人が集まり、『トーカリップ』を歌いました。
浅野 釧路フィッシャーマンズワーフMOOの「港の屋台」20周年の記念ソングもつくりましたね。
伊藤 はい。『I love yatai』で、作詞はヒートボイス、作曲は私。6月29日の感謝祭では、港の屋台でライブを行い、この曲を初披露しました。
目黒 MOOのキャッチコピーの「タノウマベイ」(楽しい・美味しい・港)の言葉を歌詞に盛り込みながら、ポップス調で踊りたくなる感じの曲です。
伊藤 屋台に入っているいろいろな店の料理や海の幸、山の幸の食材を歌詞の中に入れて…。港の屋台は真ん中にテーブルと椅子がたくさん配置されていて、そこで各店から出前を頼めるんです。〝異交流酒場〟をもじって「行こうぜ!酒場」に聴こえるように、出前システムをアピールしました。
浅野 この出前システムは、案外地元の人も知らなかったりするから宣伝になりますよ。
伊藤 はい。屋台は23時と、夜遅くまで営業しているし、メニューの価格も安い。
目黒 この曲もユーチューブで発信しているので、ぜひ聴いてもらいたいです。
――「全国北前船寄港地フォーラムin釧路」が開催されましたね。
伊藤 はい。その前夜祭の6月28日に歌いました。夕日が沈む時間帯の19時5分に、会場の国際交流センターから来場者に外に出ていただき、〝世界三大夕日〟と言われる釧路のイメージソング『ノスタルジア』と釧路発祥の地である『Robata』、そして浅野先生が考案した「マリモハイボール」がきっかけで誕生した『トーカリップ』を最後に歌いました。「ぜひ皆さん、阿寒湖のマリモを世界遺産に。トーカリップはそのキャンペーンソングです!」と呼びかけて盛況でした。
浅野 そう。当日、会場でマリモハイボールも提供されました。
――本誌が発売される2日前の7月13日には、釧路厳島神社で「マリモナイト」が開催されますね。
目黒 はい。昨年はコロナ明けで再開し、天候もよく、餅巻きなどで大盛況でした。
浅野 「マリモナイト」は「マリモの会」が主催します。
伊藤 マリモナイトではヒートボイスのライブを行う予定で、マリモの会の皆さんと一緒にイベントを盛り上げていきたいです。