株式会社かね彦
【2023年1月号掲載】
【住所】札幌市白石区東札幌6条1丁目2番26号
【TEL】 011-823-1181
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【URL】https://www.kanehiko.jp
かまぼこは高タンパク・低カロリー、健康に良い食品として発信力を強める

健康志向が一層強まる中、かまぼこ業界の先頭に立ち、「健康に良い」かまぼこ製品の発信・周知に努めるかね彦(本社・札幌市白石区)の中島代博社長。全国組織の一般社団法人日本かまぼこ協会副会長を2019年から務めている。

日本かまぼこ協会は、医師・森勇磨氏によるYouTubeチャンネル「予防医学ch」とコラボ制作した魚肉ねり製品のPR動画を2022年10月12日から公開中だ。かまぼこをはじめとする魚肉ねり製品を食べることによる健康効果をアニメ仕立てでわかりやすく解説している。
中島社長が語る。
「かまぼこは高タンパク、低カロリー。消化にも良い。食事にプラス1品加えるだけでも手軽に効率の良いタンパク質摂取ができ、それが充足した食生活は健康寿命の延伸が期待されています。生活習慣病や認知症、大腸がんの予防にも効果があると言われています。今後もさまざまなメディアに露出するなどして、こうした特徴・効果の発信を強めていきます」
同協会は魚肉タンパクをフィッシュプロテインと名付け、基準を満たした商品に共通ロゴのシールを貼るなどしてアピールに努めている。
かね彦の商品にも、そのロゴシールが貼られた商品、パッケージに印刷された商品がある(写真)。
1918年に創業し23年に105周年を迎える同社は食品会社では道内屈指の老舗。現在は約300種類のかまぼこ、すり身製品等の製造・販売を行い、一般消費者のみならず、ホテルや飲食店向け、学校給食にも供給している。社会的な役割を果たしている会社だ。
それだけに、昨今の社会的な課題にも前向きで、その一例がゼロカーボンやSDGsの達成に向けた取り組みだ。

「原材料を無駄にしないことを徹底し、水産廃棄物の飼料へのリユースを行っており、09年に農林水産大臣賞を受賞しています。魚の骨はミールされ動物の貴重なカルシウム源になっていることでしょう。地域に根ざし愛されるため、工場を社会見学施設として提供しているほか、札幌をはじめ道内の農水産物を利用した製品づくりにも努めています」と中島社長は力を込めて語る。