株式会社かね彦

【2022年1月号掲載】

【住所】札幌市白石区東札幌6条1丁目2番26号
【TEL】 011-823-1181
【FAX】011-823-0881
【URL】https://www.kanehiko.jp

かまぼこの魅力発信に努め
シンガポールではネットショッピングに出品

岸田文雄氏(左)と中島代博氏
▲2019年日本かまぼこ協会の設立総会で
当時自民党政調会長の岸田文雄氏(左)と
副会長の中島代博氏

1918年に創業、実に100年を超える歴史を持つかね彦(本社・札幌市、中島代博社長)。現在、約300種類のかまぼこ、すり身製品等の製造・販売を行い、中島社長は業界団体のリーダーとしてかまぼこの消費拡大に力を注いでいる。

「かまぼこは高タンパク、低カロリー。健康食品としてダイエットにも効果的。若い世代にその魅力や食品の安全性を広めていくのが私の大きな務めです」と中島社長。

2019年、全国組織の業界団体である日本かまぼこ協会の設立と同時に、周囲に推されて副会長に就任。同協会は魚肉タンパクをフィッシュ・プロテインと名付け、基準を満たした商品に共通ロゴのシールを貼るなどしてアピールに努める。

創業当時の「かね彦商店」
▲札幌二条市場で創業当時の「かね彦商店」

「誠実」をモットーに研究を重ねてきたかね彦のこだわりは、一部製品でかまぼこ屋では珍しく魚を手作業で3枚におろしてからすり身にしていること。そうすることにより魚の味が引き立ち、美味しく仕上がるという。

「良質なかまぼこを製造するには、前浜で新鮮な魚が水揚げされることが重要。北海道のほか、仙台や小田原などが有力産地ですね。日本かまぼこ協会の設立総会で、当時の自民党政調会長だった岸田文雄氏(現総理)を来賓として基調講演していただいたのですが、総理のお膝元の広島県も産地の一つです」

コロナ禍で家庭消費は堅調だが、一方で飲食店やホテル向けのニーズは落ち込んだ。

そうした中、中島社長は販路拡大策の一環として海外に目を向け、11月からシンガポールのネットショッピングに出品を始めた。

商品のラインナップ
▲商品のラインナップも豊富だ

「水産庁は水産加工品の海外輸出に力を入れています。かまぼこは東南アジアでは需要の多い人気食品。日本のスーパーで売っている値段よりも高く販売しているところもあります」(中島社長)

中島社長は北海道大学でシンガポールの在留邦人史を研究した。現地の消費動向に明るく、他の東南アジア諸国での展開も視野に入れている。