向仁会グループ
【2023年1月号掲載】
【住所】法人本部/函館市桔梗1丁目14-1
【TEL】 0138-46-0310
【FAX】0138-46-0320
【URL】https://kojinkai1968.com
立待岬に近いサ高住とグループホーム、改修により併設型運営の計画進行


介護医療院や有料老人ホーム、サ高住、グループホームといった幅広い形態の高齢者福祉施設の運営を手掛け、多様な介護サービスを実践する医療法人社団向仁会。2023年もさまざまな介護ニーズに応え、新たな形態にチャレンジしていく。
向仁会グループの拠点はユニット型介護医療院「喜郷」、介護医療院「喜郷Ⅱ」のある函館市北部の桔梗に置く(別稿「北のフロントランナー」参照)。この建物を一部改修し、22年4月に市の委託による函館市地域包括支援センターを開設した。
市内に10ヵ所ある同センターの中でとりわけ評判が良い。開放感がある交流スペース「よろこび」でゆったりとしたひと時を過ごせるのが大きな理由だ。

一方、立待岬に近い南部の住吉町では高齢者介護・医療・生活支援型総合施設「寛ぎの翔輝 はこだて」を運営する。その中核となる住宅型有料老人ホーム「泰」は23年に10床の増床を計画し合わせて185床となる見込み。「喜郷」「喜郷Ⅱ」と合計すると、この南北の施設だけで420床を超える規模となる。
さらに「寛ぎの翔輝 はこだて」と道路を挟み隣接して建つサ高住「いこい」とグループホーム「住慶」の改修を計画。「合体はできないが、両施設の入居者が共同で利用できる談話室、レクリエーションルームなどを設けたい。サ高住とグループホームの併設型は全国的にも珍しいと思います」(阿部智哉理事長)
時代のニーズを先取りし、これまでも移行や転換を繰り返してきただけに、今回の挑戦にも注目が集まるところだ。
ミャンマーからの人材登用も積極的。22年12月1日に7人が函館入りし、23年には複数人が特定技能1号への在留資格変更が見込まれ、より一層の幅広い活躍が期待される。