【2021年9月号掲載】

【住所】厚岸郡浜中町浜中桜西24番地
【TEL】 0153-64-2116
【URL】http://www.hamanaka-trans.jp/index.html

ルパン三世のラッピングトレーラー3台 地元の一次産品・加工品を積み全国に発信

浜中町出身の漫画家、モンキーパンチさんの代表作、『ルパン三世』のキャラクターをあしらったラッピングトレーラーで浜中町の魅力を全国に広める浜中運輸(赤石美枝子社長)。昨年7月には「新庁舎の備品整備に役立てて」と町に200万円を寄付するなど、地域社会への貢献度は大きい。

▲エゾカンゾウと霧多布湿原


▲町内のタカナシ乳業工場を出発


▲とりわけ人気が高い峰不二子のラッピング

そのラッピングトレーラーは2019年に初登場。昨年2台増え、さらに年内に2台追加される予定で、近いうちに5台体制となる。ルパンや峰不二子などの人気キャラクターが全長13メートルのトレーラーシャーシの左右全面にラッピングされており、圧巻の迫力だ。

赤石社長が導入までの経緯を語る。

「ルパン三世のラッピングはJRやバス、タクシーなどの交通機関に見られるのですが、走る範囲は釧路管内に限定されている。私どものトレーラーは全国を走るので、町長に相談すると『ぜひ、やって』と。浜中町の景色とキャラクターでデザインされており、会社の宣伝は一切ありません」

マニアやファン、偶然に見かけた人たちの間ではSNS等で話題となり、駐車時や信号待ちの停車時などはスマホを片手に撮影のため近くに寄ってくる人も少なくない。

創業は1974年。父の跡を継いだ2代目社長の急逝で赤石美枝子氏は98年に46歳で社長就任。この23年間で年商は2・5倍となるまでに成長した。

保有車両は約150台。冷凍・冷蔵から小口に至る様々なジャンルの貨物運送や引越事業、さらには浜中輸送事業協同組合(赤石美枝子理事長)でスクールバスの運行委託を町から受けるなど、旅客運送も手がける。釧路市と茨城県にも拠点を構え、主に昆布を保管する物流倉庫も営む。「運ぶだけでなく、付加価値のある商い」を信条に業容を拡大させてきた。

顧客は、タカナシ乳業や農協、漁協のほか、農・水産の関連会社など。文字通り地域の一次産業と加工業の発展を側面からサポートしている。

松本博町長が語る。

「浜中町を全国に発信してくれ、とてもありがたい。ラッピングトレーラーが小学校近くに駐車されている時は、『帰ってきたね』と、特に子どもたちに愛されています」