株式会社かね彦
【2026年1月号掲載】
【住所】札幌市白石区東札幌6条1丁目2番26号
【TEL】 011-823-1181
【FAX】011-823-0881
【URL】https://www.kanehiko.jp
「選択と集中」をキーワードに掲げ、老舗ながらも変化と進化を続ける
2026年に「創業108年」を迎えるかね彦は、かまぼこやすり身製品の製造・販売を主力としている。老舗でありながらも絶えず時代のニーズをとらえた経営を貫いており、中島代博社長は「選択と集中」を26年のキーワードに掲げる。

にあって老舗にあらず」といった言葉を大切に
「誠実」を経営のモットーとする中島代博社長
かまぼこはギフト商品としても喜ばれ、かね彦はこのほど商品構成を見直し、全8タイプのセットを販売している。
「用途や食べるシーン、ご予算などに応じて選んでいただきたい」(中島社長)と、「シーフーズグルメ」5種類のほか、「だんらん」「おつまみ」「ばんしゃく」とユニークなセット名をつけた。いずれも同社のホームページから購入できる。
どれも真心いっぱい練り上げた商品だ。ピチピチした、ひときわ新鮮な白身魚が経験豊かな職人により丁寧に仕上げられた。かまぼこは「効率よくタンパク質を摂取できる食品」で、業界団体の一般社団法人日本かまぼこ協会は、魚肉タンパクの基準を満たした商品を「フィッシュプロテイン」と認証しており、かね彦の該当商品は全国的にも多数にのぼる。
新商品開発にも力を入れて取り組んでいる。一例を挙げると、「シマエナガ」をヒントにした「かまエナガ」を23年11月に発売したところ大きな話題を呼び、25年6月に行われた第76回全国蒲鉾品評会で「品質優良」として受賞。歴史と伝統を持つ舞台で高評価されたとあって、今後より一層、販売促進に力を注いでいく考えだ。
かね彦では、25年7月に中島公園近くの南9西3の本店を本社工場に移転した。これも中島社長が語る「選択と集中」の方針によるもので、こう話す。
「スタッフの高齢化が主因です。店頭での販売には専門的な知識が必要なことから、拙速に代わる人材を配置することはしませんでした。お客様にはご迷惑がかからないように、とその機能を白石区の本社工場直売店に集約しました」

これまで本店には割引など価格面の特典はなかったが、本社工場直売店は全商品を5%引きで販売している(ハネ品、特価品は除く)。とてもお得で、人気となっている。
原材料やエネルギー経費の高騰、人件費の上昇など、水産加工業界を取り巻く環境は、他の業種以上に厳しさを増しているとみられる。かね彦はこうしたなかでも変化、進化を続けながら消費者に喜ばれる商品を供給していく。


