社会医療法人朋仁会 整形外科 北新病院
【2025年11月号掲載】
【住所】札幌市東区北8条東4丁目1番5号
【TEL】011‐792‐1211
【URL】https://www.hokushin-hp.or.jp/
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症に最先端の内視鏡手術

2020年8月に開院し、今年で6年目を迎えた。
石田隆司理事長の専門は「脊椎脊髄疾患」。スポーツや重労働などで若年や働き盛りに多い「腰椎椎間板ヘルニア」では内視鏡(MED、UBE)による内視鏡下椎間板後方摘出術を実施。MEDでは18㍉の1ヵ所の傷口で行い、最近導入したUBEでは5㍉と8㍉の2ヵ所の傷口で水を灌流しながら行う低侵襲手術を行っている。手術時間は30~60分。入院期間(2泊3日~3泊4日)も短い。石田理事長はこの手術を通算2400例以上実施している。
「椎間板ヘルニアの場合、再発率が5%程だが、再発された方にもこの手術は適応になります」と石田理事長。

一方、高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症の手術は、椎弓形成術を実施。内視鏡を使用することもある。神経が圧迫されていれば骨を削って神経を除圧し、骨に不安定な箇所があれば骨を移植して金属のネジで固定して安定化させる。石田理事長は、この手術を通算1000例以上実施。
「脊椎疾患で最も大切なのは診断で、問診や理学所見、画像診断で正確な診断をつけてから治療を行うことを心がけています」(石田理事長)


