【2021年6月号掲載】

【住所】札幌市中央区南6条西1丁目5番地 6・1ビル8F
【TEL】 011-511-7323
【URL】http://www.yoshimi-ism.com

時流捉えた〝転換〟〝出店〟で好調維持 全国屈指の『グルメ激戦区に風穴』

▲オーナーシェフ・
勝山良美社長

コロナ禍により『札幌おかきOh!焼とうきび』や『札幌スープカリーせんべい カリカリまだある?』などのリテール事業が苦戦を強いられてはいるものの、〝北海道ならでは〟の逸品を揃える飲食店部門が極めて好調に推移。道外での出店が加速している。

 「〝北海道ならでは〟の逸品を日本各地で広めたい」というオーナーシェフ・勝山良美社長の想いもあり、かねてから道外の出店には積極的で、全店舗24(4月末時点)のうち道外店舗は16にも上る。コロナ禍にある今もなお道外出店に対する積極的な姿勢に変わりはなく、5月には埼玉県川口市にトウキビやジャガイモ、ザンギやイクラなどを使用した〝北海道らしい〟メニューを取り揃える『北海道キッチンYOSHIMI』と『とんかつわか葉』をオープン。7月には神奈川県藤沢市に、10月には愛知県名古屋市にも『北海道キッチンYOSHIMI』をオープンさせる予定だ。

だが、「敢えてこのタイミングを選択したわけではない。依頼があり、採算を見込んだ結果」という通り、今般の新店はオファーによるところが大きい。近隣既存店が好調という背景に加え、コロナ禍による不況で退店を余儀なくされた飲食店が多い中、高い集客力を誇る〝YOSHIMIブランド〟はテナントを管理する企業からしても魅力的というわけだ。

また、店舗の立地環境に対しても強いこだわりを持っており、「コロナによってショッピングの在り方が変化している。時代に合わせた店舗展開をしていかなければならない」として、これまでの〝ビルイン型店舗〟から〝商業施設型店舗〟への転換にも早くから着手。

▲豚丼専門店は同社初で、
十勝地方の豚肉が使用されている

さらには店舗の業態変更も大胆で、なかでも秀逸なのは、千葉県木更津市のアウトレットパークフードコート内に3月にオープンした豚丼専門店『わか葉』。これまで洋食を専門に提供してきた店舗を「インパクトが必要だった」という観点から豚丼店に変更。オープン以降、連日多くの客で賑わいを見せるなど、大成功を収めると同時に、全国屈指の名店が軒を連ねるグルメ激戦区に風穴を開けた。

昨年創業30周年の節目を迎え、リスタートを切った2021年は、主力のハンバーグやパンケーキを自宅で楽しめる〝おうちでレストラン〟シリーズの展開に本腰。ウェブ販売に一層注力する一方、「まだまだやらなければならないことはある」として新たな戦略にも目を向ける。