ワカサリゾート㈱ 有珠山ロープウェイ
【2025年8月号掲載】
【住所】有珠郡壮瞥町昭和新山184‐5
【TEL】 0142‐75‐2401
【URL】https://wakasaresort.com/
4月に新テラス「USU360」を新設、今まで以上に360度のパノラマが広がる

洞爺湖有珠山ジオパークの施設の一つ、有珠山ロープウェイは今年4月、山頂展望台をリニューアルした。もともと、「火口原展望台」と呼ばれていた山頂のもう一つの展望台に新テラス「USU360(ウスサンロクマル)」を新設、「今まで以上に360度の大パノラマが楽しめる」と好評だ。
「USU360」は噴火口や太平洋につながる噴火湾を一望でき、天気の良い日には渡島半島の駒ヶ岳や函館市の恵山まで見渡すことができる。
山頂展望台はこれまでも、より快適に絶景のパノラマを楽しんでもらえるよう、大小さまざまなシートやベンチの増席などを重ねてきたが、「USU360」は高さがあるだけに、まさに「新しい景色」。大自然の中でゆったりとした時間を過ごすことができる。山頂駅から徒歩で10分とかからない。

山頂駅に併設したカフェでは、ジオの恵みを受けて育った素材を使用した「ジオスムージー」、有珠山をモチーフにお山のかたちをした「お山のほっとサンドピザ味」などが人気メニューとなっている。オーダーを受けてから焼いているのでアツアツだ。
山頂へ行くロープウェイは2020年にスイス製の96人乗りゴンドラにリニューアル。ガラス面が大きいため、高度が高まるにつれ広がっていく景観は圧巻。どんどん感動が大きくなっていく。乗降口の間口が広いのも利用者の利便性を高めている。
洞爺湖有珠山ジオパークは「噴火とともに生きてきた」防災・減災の歴史を学ぶことができる場所。SDGsの取り組みとも大きく関係していることから教育旅行の行き先として根強い人気を誇る。
火山のすぐそばで人々が暮らし、農作物が栽培され、観光地がある。「災害と恵み」を理解するにはぴったりである。