医療法人優仁会 若葉台病院

【2024年7月号掲載】

【住所】滝川市江部乙町1452番地1
【TEL】(0125)75‐2266
【URL】https://cms.yujinkai.org/wakabadai/

高齢者の多い中空知地区で理学療法士によるリハビリ、関節の拘縮予防で寝たきりにならない治療を

▲理学療法士(右端が五日市信吾さん)

 滝川市を含む中空知地区は、高齢化率が高い地域である。

 医療法人優仁会若葉台病院では、理学療法士4名が、高齢者に多い脳梗塞や慢性硬膜下血腫などの脳血管疾患、腰椎圧迫骨折や大腿骨・上腕骨の骨折などの運動器疾患、パーキンソン病などの特定疾患での拘縮予防などのリハビリにあたっている。

 急性期・回復期を終えた維持期の病院として生活の一部としてのリハビリに取り組み、関節運動を行うことで筋力低下や関節拘縮の予防に努め、離床を促すことで寝たきりにならない治療に努めている。

 患者一人ひとりの病状について入院病棟から提供された情報に基づき、理学療法士が個々に応じたリハビリのプログラムを立案、また医師や看護師、ソーシャルワーカー、栄養士などとカンファレンス記録を共有することでチーム医療を実践している。

▲リハビリ室でのリハビリ

 リハビリ室では、平行棒や訓練用の階段、肋木、ホットパック(温熱療法)などの医療機器を揃え、改善に向けたリハビリを行っている。
「可動域のリハビリでは無理に動かさないように努め、表情や反応を見ながら実施しています」(理学療法士責任者の五日市信吾さん)

 そのほか、コロナ禍で中断していた専門学校の実習生の受け入れを今年から再開、後輩の育成にも力を入れている。