医療法人社団 蘇春堂形成外科

【2023年8月号掲載】

【住所】札幌市中央区南1条西14丁目291番地
【TEL】 011-231-8555
【URL】https://www.soshundo.surgery/
【診療時間】(予約制)月・火・木・金/10:00~18:00、水・土/ 10:00~14:00
【休診日】日祝

顔と胸の若返り、眼瞼と胸のエキスパート

 野平久仁彦理事長は、「まぶたと顔の若返り手術」が専門。顔のシワとりの場合、まずは額のシワ、次に眉の垂れ下がり、そして下まぶたの異常な膨らみ、目尻のシワ、頬とほうれい線のたるみ、下顎から頚部(喉)のたるみなどが代表的だ。これらはシワを切除し上方あるいは外方へ吊り上げるのが基本になるため、「フェイスリフト」と呼ばれる。

 眼瞼下垂は、加齢に伴い、まぶたを上げる筋肉が緩んだりまぶたの皮膚が垂れ下がり視野が狭くなる症状である。
 同院では眼瞼下垂の治療として局所麻酔による外科手術(1時間弱)を実施。まぶたが楽に開けられるようになるのは大切だが、「最も目につく部位であることから美容外科の技術で仕上がりをきれいにすることが肝要」と野平理事長。

野平 久仁彦理事長
▲野平 久仁彦理事長

 視野障害がある場合には保険適用になり、また生まれつき目が開けづらい「先天性眼瞼下垂」や下まぶたがめくれてまつ毛で眼球を傷つける「眼瞼内皮症」も保険適用になる。

「最近目立つ高齢ドライバーによる事故は、眼瞼下垂によって視野が狭くなることも一因。眼瞼下垂の手術で視野が広くなり、運転が楽になったと喜ぶ高齢者の例も多い」(野平理事長)

 一方、女性にとってボディーラインを印象付ける主役は乳房やウエスト、下腹部である。
 もとの乳房形態がどのようなかたちであったとしても加齢により乳房の萎縮や下垂は避けられない。この形態を外科でもとに近い状態に戻したり、あるいは希望のかたちに変えることが「乳房の美容手術の目的」である。

矢島 和宜院長
▲矢島 和宜院長

 矢島和宜院長は、これまで東京がん研有明病院の乳房再建治療を牽引してきた立役者で、乳房再建における第一人者である。
 同院では、乳房のボリュームが標準程度で下垂がある場合には①「乳房固定術」(吊り上げ手術)を、乳房のボリュームが出産やホルモンの影響でやや控え目サイズになり、かつ下垂してしまった場合には②「乳房固定術と豊胸手術の併用」を、乳房が標準より大きく、かつ下垂が著しい場合には③「乳房縮小術」を選択している。

「アートの世界では『黄金比』といわれるきれいに見える比率やバランスの概念がある。美容外科も同様で、上半身をキャンバスに見立てると、乳房の形態や位置、乳頭乳輪の位置などが、ほんの少しもとの位置に近づいただけで驚くほど若々しく見える。他人に気付かれず、無理なくボディーラインのアンチエイジングを行うのであれば、乳房は最も効果的です」と矢島院長。

野平 久仁彦理事長(のひら くにひこ)

北海道大学医学部卒。北大形成外科入局、米国アラバマ大学形成外科留学を経て1991年に蘇春堂形成外科に入職。日本美容外科学会会長(2017年度)、日本形成外科学会専門医、日本美容外科学会専門医。

矢島 和宜院長(やじま かずよし)

北海道大学医学部卒。北大形成外科入局、ベルギーGent大学形成外科留学、がん研有明病院形成外科副医長を経て2015年から現職。日本形成外科学会専門医、北大形成外科客員臨床教授、札幌医大形成外科臨床教授、旭川医大形成外科客員教授。