札幌第一興産株式会社

【2026年1月号掲載】

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〝100年企業〟に向け第2成長期を奔走「すべては〝お客様の当たり前品質〟のために」

▲「改善への取り組みに心から感謝」と宮川薫社長(中段左)

 主軸のLPガス販売においては、2016年に経済産業省から高度な保安体制を構築する販売事業者にのみ認定される「ゴールド保安認定事業者」(全道のLPガス販売事業者823社中16 社・2024年12月現在)の認定を受けた後、安心・安全なLPガス供給に力を注ぎ、〝顧客の当たり前〟を守り続ける。

 創業75周年を迎えた2024年は、基幹業務システムを刷新するなど、100年企業に向けた第2成長期への取り組みを開始。25年は新たな部門の開設や業務のさらなる効率化を図るなど、第2成長期を本格的に始動、顧客数は増加し、業績は堅調に推移している。

 好調な業績の背景にあるひとつの要因は、『設備工事部門』の新設。LPガス・灯油配管工事や通信工事、電気工事などをはじめとする住宅設備工事を内製化することで、コスト削減はもとより、ノウハウの蓄積が可能に。現在ではその担い手となる人材育成も活発だ。

 また、デジタル化・DX化の推進にも傾注しており、ガス料金などの回収業務をより効率的にするため、請求書の電子化を実施。ペーパーレスとなったことで、コスト削減に加え、事務処理の迅速化にもつながった。

 さらに、こうした取り組みを一層活発化させるために『業務改善提案運動』を展開。〝実務現場〟からリアルな〝アイデア〟や〝声〟を取り入れる取り組みで、組織の活性化が図られた一方、働き方改革の推進と業務効率化により懸案だった「完全週休二日制」も導入。社員の生活にも配慮したことで、社内全体のモチベーション向上につながった。

「『何事も起こらない日々を、何よりも大切に。私たちは、見えないところで、暮らしを守り続ける。すべては“お客様の当たり前品質”のために』この企業理念のもと、暮らしを支えるライフライン企業として飛躍し続ける」(宮川薫社長)

 100年企業に向け、役職員全員で第2成⾧期を奔走する。