札幌第一興産株式会社

【2025年1月号掲載】

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100年続く企業に再構築 〝第2創業期〟から〝第2成長期〟へ──

▲2024年7月に創立75周年を迎えた。全社員結束し、〝第2の成長期〟を邁進中(左上・宮川社長)

 2021年5月、創業家である先代から事業継承を受け、宮川薫体制がスタート。これまでの3年を〝第2の創業期”と位置づけ、より強固な組織への再構築に傾注。24年7月には創立75周年を迎えた。全社員が結束し、〝第2の成長期”を邁進中。100年企業を目指す。

〝第2の創業期〟は、これまで実施、提供してきた顧客に対するサービスのみならず、社員の働き方改革にも着手。業績はもとより、顧客満足度が上昇している。

「お取引先様のご理解とご支援、ご協力があってこそ」(宮川社長)と控えめだが、成長の背景にあるのは、懸案事項となっていた『基幹業務システム』の刷新によるところが大きい。社員のニーズにきめ細かく対応できるシステムとなり、業務の安定化が図られたからだ。

 これに並行し、停滞していたデジタル化や、〝守りのDX”も積極的に推進。顧客の利便性向上と社内の業務効率化を図っている。

「お客様と真摯に、誠実に向き合う」

 社会的な課題である人手不足には、中堅層や技術を有すベテラン職を対象とした中途採用を強化。

 さらに、24年は新卒も採用し、若返りを図る一方、これまで外注していた作業の内製化も進めるなど、社内の活性化にも注力する。

「お客様のライフラインを守り、安心と安全をお届けすることが我々の使命。従前築き上げてきたお客様との信頼関係をより強固にするため、当社の良き伝統を守りつつ、改めるものは直ちに改め、お客様と真摯に、誠実に向き合う姿勢を堅持していく」(同)と、時代にマッチした企業文化を再構築する構えだ。

「全社員の想いを吸い上げ、企業を変革させる。〝第2の成長期”を駆け抜け、100年企業を目指す」(同)