帯広信用金庫

【2026年7月号掲載】

【住所】帯広市西3条南7丁目2
【TEL】 0155-24-3171
【URL】http://www.iaijoshi-h.ed.jp/main

──十勝の地で110年──創業から変わらぬ想いで地域の未来をつなぐ存在に

中田 真光理事長
▲中田 真光理事長

 帯広信用金庫(中田真光理事長)は、事業者を取り巻く環境の変化や地域課題に対応するため、コンサルティング機能の強化や地域特性を踏まえた店舗戦略に取り組んでいる。

 同信金は、事業者支援機能の強化に向けた組織体制の見直しを進めており、昨年は事業承継支援や補助金申請支援、人材マッチング支援など、各分野で専門スキルを持つ職員で構成された「地域サポート部」を新設した。今年は新たに審査部内に経営支援担当を設置し、経営改善支援・事業再生支援・再チャレンジ支援と、近時の物価高やインフレの影響を受ける事業者等に対して事業の再生・成長を促す伴走型の支援を実施し、事業成長を後押ししていく方針。

「私たちが有する様々なソリューションやネットワークを最大限に活用し、営業店と本部が一体となって、地域全体の付加価値向上を支えるコンサルティング機能をさらに高めていきたい」と中田理事長。

 店舗戦略では、顧客の利便性を確保しながら、地域課題やライフスタイルの変化に対応した店舗の在り方を検討している。同信金は日本郵便株式会社と「十勝地域における効率的な金融インフラ維持に関する連携協定」を締結し、今年5月18日に同信金の鹿追支店を鹿追郵便局施設内へ移転・併設した。郵便局内に金融機関が併設されるのは全国初の事例であり、地域の金融アクセス維持を図る新たなモデルとして注目を集めている。

 同信金は今年5月26日に創業110周年を迎えた。「しんきん感を、ずっとこのまちに。」という110周年キャッチコピーには、地域や暮らしに寄り添い、親しみやすい信用金庫であり続けたいという想いが込められている。

 周年記念事業では、顧客や地域と連携し、十勝の魅力を未来につなぐ取り組みを進めている。その一つである「おびしんの森プロジェクト」では、管内の森林1万㎡を「おびしんの森」として造成した。同信金が主催する起業家支援事業「とかち・イノベーション・プログラム」の参加者による事業構想やアイデアをきっかけに始動したもので、森林整備を通してSDGsに資する地域資源の環境保全や社会的課題となっている放置林問題の解決につなげていく考えだ。また、今後予定している「とかち給食応援プロジェクト」では、各自治体給食センターへの寄付を通じ、地元食材を使用した給食を管内小中学生に特別提供する。地産地消の促進による地域活性化と次世代を担う子供たちに十勝の食材の素晴らしさについて学び、体感してもらうことを目的としている。地域の金融機関として教育と地域資源を結びつける新たな取り組みだ。

 昨年には新たな中期経営計画「Connect&Create~つなぐ、創る、十勝の可能性~」を始動。これからも地域内外の多様なネットワークを「つなぎ」、新たな価値を「創る」ことで、十勝の持つ可能性を最大限に引き出していく方針だ。

「創業110周年を迎え、長年にわたる地域からの支えに感謝するとともに、これからも地域の暮らしと経済を支える最も身近な金融機関として、ともに歩み、次世代へ十勝の未来をつないでいきたい」(中田理事長)