医療法人 西さっぽろ病院
【2024年9月号掲載】
【住所】札幌市西区山の手3条2丁目5番8号
【TEL】 011‐611‐6611
【URL】https://nishi-sapporo.or.jp/
「脊椎」・「肩関節」を柱に新体制、最小侵襲手術「MIST」&「FED」
札幌スパインクリニックの渡邊吾一院長が昨年8月、西さっぽろ病院の理事長に就任、新体制になった。新体制では、脊椎と肩関節の2本柱で診療する。
渡邊理事長は、低侵襲の「MIST」によるくび・腰の脊椎手術を数多く手がけている。
「脊椎の専門外来」を昨年10月に開設し、手術室を拡張して脊椎手術を行っている。
またMISTの手技のひとつである全内視鏡下椎間板摘出術「FED」は、金子高久医師が担当。従来の内視鏡手術「MED」と比べ圧倒的に小さな筒に内視鏡を挿入して行う最小侵襲手術である。1㌢未満の小切開なので皮膚や筋肉の損傷が少なく出血もほとんどない。また水を灌流しながら行うので無血視野の鮮明な画像が得られ、より正確な手術が可能になる。金子医師も、この手術で豊富な症例数を持つ。
一方、肩関節の方は、岡村健司医師が「肩関節の専門外来」を担当。岡村医師は肩関節の内視鏡手術の権威で、肩関節の手術も実施している。
「脊椎と肩関節を柱に、専門外来から手術まで一貫した治療を行うことができる。これらの疾患に悩む患者さんの力になりたい」(渡邊理事長)
2026年春、近隣に新築移転する予定だ。