日本工営㈱札幌支店

【2025年4月号掲載】

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防災・イベントなどに威力発揮!画期的な「雨量予測」システム

橋場克泰札幌支店長
▲橋場克泰札幌支店長

 能登半島の集中豪雨被害が注目され、異常気象に対する防災対策への関心が高まったことは言うまでもない。

 日本工営㈱では、予測雨量クラウドシステム「Preview」を開発(独自の特許を活用)し、昨年12月に販売を開始した。
 このシステムは、気象庁が提供している「全球アンサンブル予報」(気象現象の発生確率を予測する手法)のデータを視覚的にわかりやすく表示。データは毎日更新され、パソコンでも閲覧できる。

 知りたい日時の11日前から雨量を予測し、特定地域の利用者が指定する日時の予想雨量を青色の濃淡で表示、5日前からは高い確率で雨量を予測できる。降雨の予測は、ダムや河川の主要地点の上流に対して行う。

「Preview」
▲予測雨量クラウドシステム「Preview」

 たとえば洪水の貯留や発電を目的としたダムでは、指定した日付に降る雨量を予測でき、ダムの流入量や放水量をあらかじめ調整することができる。そのほか自治体や工事関係者、道路管理者、農林業者、イベント業者など、用途によって気温などの他のデータを組み合わせることでカスタマイズが可能だ。

「市町村の防災対策はもちろん、天気の状況によって商品の仕入れや売れ筋が変わる業者など、さまざまな用途で活用できます。用途によってカスタマイズが可能なので一度、ご相談を」と橋場克泰札幌支店長。