医療法人新産健会 LSI札幌クリニック

【2025年2月号掲載】

【住所】札幌市東区北13条東1丁目2番50号
【TEL】 011-711‐1331
【URL】https://www.lsi-sapporo.jp/

PETで広範囲の腫瘍を一度に検査、全国で数少ない「NKT細胞療法」

山田 有則院長
▲山田 有則院長

 PETを使ったがん検診や脳ドック、膵がん検診、乳がん検診などを実施。山田有則院長は放射線診断専門医で、画像診断のスペシャリストである。

 PETを使ったがん検診は、体内にある広い範囲のがんを一度に検査することができる。マンモグラフィでは見つかりにくい高濃度乳房の乳がんにも威力を発揮。

「マンモグラフィによる検査で正常だった患者さんが、当院のPET検査を受けて乳がんが見つかった例は結構あります」と山田院長。

 同院では胃がんについては胃カメラで、早期の肺がんについてはPETとCTとを併用している。

 また、がんの中で致死率が最も高く一般のがん検診で検査項目に入っていない「膵がん」についてはMRIを併用して実施、好評だ。

▲MRIを使った「膵がん検診」

 一方、治療では標準治療に併用して「がん免疫細胞療法」も実施。22年には新治療の「NKT細胞療法」もスタート。NKT細胞は、従来の「T細胞」や「NK細胞」双方の作用を持ち、がんを直接攻撃できるだけでなくT細胞や樹状細胞を活性化させる新しい治療法である。この治療を担当するのは副院長の瀧本理修医師で、がん薬物療法と再生医療認定医でもあり、免疫細胞治療のスペシャリストである。

山田 有則院長(やまだ とものり)

旭川医科大学卒。同大放射線科、慶応義塾大学医学部付属病院放射線診断科、旭川厚生病院放射線科、旭川医科大学病院放射線科、岩見沢明日佳病院内科を経て2020年4月から現職。日本医学放射線学会放射線診断専門医。