丸中釧路中央青果㈱
【2026年1月号掲載】
【住所】釧路市新富士6丁目1番23号
【TEL】(0154)51‐5111
チャレンジ精神で本州市場の新規開拓、生産地支援で産地形成にも注力

丸中釧路中央青果は、1973年12月に創業。06年4月には全国に先駆け、釧路市中央卸売市場から公設地域卸売市場に転換した。
22年5月に社長に就任した湯浅大輔社長は、5代目になる。
釧路市の人口減少で管内の購買力が低迷する中、先手を打って本州市場の新規開拓に力を注いできた。
また「2024年問題」の荒波の中で、運送会社とタイアップして北海道の港からフェリーを活用し、新潟から群馬、名古屋、関東方面に市場を開拓、道産の野菜・果物・花卉の品質の良さをPRしている。
「市場開拓を含め、『新しいことにチャレンジすることが大切』と社員に説いている。当然リスクを伴うが、やってみて駄目なら次の対策を考えればいい」と湯浅社長。
一方、資材の高騰に加え、高齢化の波が押し寄せる生産地の支援にも注力。
「〝ものを売る〟だけでなく、5年後、10年後を見据えて〝産地形成〟にも積極的に取り組んでいきたい」(湯浅社長)
社内業務では、デジタル化による時短で働き方改革を推進。競りがなくなったことで25年夏から出勤時間を午前4時半から6時にシフトし、在宅業務を含めて8時間になる勤務体制を採用している。
「25年の実績を踏まえ、26年は、それをボリュームアップしていきたい」と湯浅社長。


