【2021年8月号掲載】

【住所】釧路市昭和南3丁目9番5号
【TEL】 0154-55-4112
【URL】https://marimo946.com/

コロナ禍の中、地元釧路から全道、全国に〝元気〟を届けたい

釧路市内で阿寒湖の世界遺産登録運動を応援する「マリモでくしろを盛り上げ隊」(略称・マリモの会)の活動が注目を集めている。この会のテーマソング『トーカリップ』を作詞作曲したのが、地元人気デュオの「ヒートボイス」で、昨年結成25年を迎えた。この7月には東京で開催される道主催の「北海道ウェルカムパークin羽田空港」でライブを行う。
そこでマリモの会の浅野一弘会長とヒートボイスの目黒広幸、伊藤カズヒロ両氏にコロナ禍での音楽活動や地域への熱き思いを語ってもらった。

企業・自治体の依頼で「元気が出る」曲を

▲浅野 一弘氏

——昨年はヒートボイス結成25年の節目の年でしたね。
目黒 はい。昨年9月に、鶴居村にある浅野先生の別荘で野外コンサートを行いました。天候もよく大自然に囲まれた素晴らしい場所でコンサートを行うことができ、浅野先生には感謝しています。
伊藤 焼き肉バーベキューをやったり、心も体もくつろげる最高の環境の中で一曲一曲大切に歌わせていただきました。コロナ禍の中、浅野先生をはじめ関係者の方々にはとても感謝しています。
浅野 観客からも好評でしたよ。
伊藤 ありがとうございます。また昨年は、「くしろ益浦夏まつり」(8月)や耐震岸壁での「くしろオータムフェスティバル」(10月)で歌わせていただきました。
目黒 今年5月には無観客ライブも行いました。
伊藤 そのほか、昨年12月にはAIU損害保険のリブラスがクリスマスパーティーを開催して、そこでオンラインでライブを行いました。同じく12月に「くしろ希望フェスティバル」でもライブをやりました。

▲目黒 広幸氏


▲伊藤 カズヒロ氏

——釧路市観光大使としての活動は。
目黒 イベントの自粛で釧路市観光大使としての活動は少なかったです。
伊藤 そのかわり音楽制作活動が増えました。自治体や企業の依頼でテーマソングを数多くつくらせていただきました。コロナ禍で外に出られないということでダンスを踊れるようなオリジナルソングを鶴居村の依頼でこの6月につくりました。釧路市音別でも依頼があり、現在制作中です。
目黒 そう。コロナ禍で歌を聴いて元気になれる歌をつくってほしいという依頼が多いですね。
伊藤 コロナ禍ではバラードのような癒し系のような落ち着いて安らげる曲の需要があると思いがちですが、依頼される曲のほとんどが賑やかな曲です。バラードは気持ちに余裕がある場合に需要があって、コロナ禍2年目で皆、イライラを通り越して疲れているのかなと。これは意外でした。
浅野 音別には大塚製薬釧路工場があって「オロナミンC」を製造してますね。
伊藤 ええ。オロナミンCのように元気ハツラツの曲をつくるつもりです。

——コロナ禍の中、作詞作曲で心がけている点は。
目黒 先程の話のように依頼される曲が元気な曲ばかりなので、作詞では気持ちが前向きになれる言葉を選んでいますね。
伊藤 自分としてはバラードのような寄り添うような曲をつくりたいんです。それでそういう曲を15曲程つくって発表せずにストックしています。充電期間というか、一度立ち止まって自分を見つめ直すことも大切で、コロナはいろいろなことを教えてくれますね。

——釧路のデュオとして心がけている点は。
目黒 作詞では、幣舞橋の「夕日」や「釧路湿原」など釧路の情景が浮かぶ言葉を選んで作詞しています。
伊藤 釧路のよいところは「ハーモニー」があること。圏外の方に対してもよそ者扱いせずに開放的です。手拍子を含め、釧路は誰とでも共感できる地域性があります。バラードやポップスはハーモニーが肝心で、僕は釧路を音楽のまちにしたい。

東京「羽田空港」のライブで北海道と釧路の魅力を

マリモでくしろを盛り上げ隊

——2019年の「くしろ国体」ではそのテーマソングを手がけられましたが、東京五輪での取り組みはありますか。
目黒 7月17日から4日間、道が主催する「北海道ウェルカムパークin羽田空港」が開催されますが、17、18日の2日間、羽田空港の第1と第2ターミナルで4ステージのライブを行います。東京五輪の開催前で海外や国内からいろいろな方が集まると思いますので、そこで北海道や釧路をアピールするステージにしたいと考えています。
伊藤 道内の全振興局が参加しますが、釧路振興局は歌で地域をアピールする予定で、歌を歌うのは僕たちだけです。
浅野 くしろ国体のテーマソングも歌うの?
伊藤 それは歌いませんが、『イランカラプテ』や北方領土の『四島の記憶』、そしてマリモの会のテーマソング『トーカリップ』などを歌います。
浅野 それはありがたい。
伊藤 僕らの夢はマリモの生息する阿寒湖畔から中継で「紅白歌合戦」に出場すること。北海道や釧路の魅力を歌を通じて全国に発信したいです。
目黒 実現できるように頑張ります。