医療法人社団あさひ会

【2024年5月号掲載】

【住所】釧路市昭和南3丁目9番5号
【TEL】 0154-55-4112
【URL】https://tottorinaika.jp/ (とっとり内科クリニック)
    http://www.kibohnoie.com/ (グループホーム・きぼうの家)

阿寒湖の世界遺産登録運動を応援「マリモでくしろを盛り上げ隊」

▲浅野 一弘理事長

 医療法人社団あさひ会理事長の浅野一弘氏は「マリモでくしろを盛り上げ隊」(略称・マリモの会)を立ち上げ、啓蒙活動を通じて阿寒湖の世界遺産登録運動を応援している。

 この会は釧路市内の医師らが中心となって2012年のマリモの日(3月29日)に設立。会長は浅野氏で、副会長には杉元内科医院院長の杉元重治氏、事務局長にはあさのめ耳鼻咽喉科クリニック院長の浅野目充氏が就任している。

 今年のマリモの日に行われた総会には、マリモ博士で全国的に知られる若菜勇氏が講演。講演のテーマは「マリモの命名者である川上瀧彌氏と朝ドラ『らんまん』のモデルになった牧野富太郎氏について」で、ともに植物学者だった両氏につながりがあったのかという興味深い講演内容に参加者は耳を傾けていた。

▲総会ではマリモ博士の若菜勇氏の講演が行われた

 浅野会長は「若菜先生とは『誰もが笑顔になれるマリモで世界平和を実現させたい』と語り合いました。いつかそんな日が来ることを心から願っています」と話す。

 マリモの会では、阿寒湖湖畔を清掃する「愛はマリモを救うゴミひろいinチュウルイ湾」を開催、マリモの環境保全にも力を入れている。

 浅野会長が考案した「マリモハイボール」は、マリモの形をしたゼリーをグラスの底に沈め、マスカット味のシロップを加えたアルコール飲料で、釧路市内の飲食店で提供されている。

▲講演の後は、ヒートボイスのライブと
『トーカリップ音頭』を披露

 また地元フォークデュオで釧路市観光大使を務める「ヒートボイス」が作詞作曲したマリモの会のテーマソング『トーカリップ』やこの曲に合わせて体を動かす『トーカリップ体操』、そして『トーカリップ音頭』は釧路のご当地体操や音頭として定着、釧路のイベントである「マリモナイト」(8月)や「くしろ輝く日曜朝市」(9月)、「くしろ健康まつり」(10月)などで披露されている。

「体操は介護予防や健康増進のために、音頭については市民が楽しめる盆踊りとしてこれからも普及させていきたい」と浅野会長。
 コロナ禍で開催を休止していた「マリモナイト」が4年ぶりに復活、昨年は釧路厳島神社の境内で行われた。前出のヒートボイスのライブも行われ、「お菓子を配ったり、餅まきをしたり、皆でトーカリップ体操をやって大盛況でした」(浅野会長)

▲『わたしはマリモ』英語版

 一方、マリモの会がマリモの生態などを紹介した絵本『わたしはマリモ』が18年に刊行され、19年にはその英語版を出版。さらに釧路市と台湾の交流により、台湾の動物園がその台湾版を出版した。

「マリモの不思議な生態を学ぶことで、海外の子どもたちにも自然や命の大切さを知ってもらいたい。マリモの会の活動が多方面に波及して阿寒湖の世界遺産登録が実現できれば」(浅野会長)