向仁会グループ
【2026年1月号掲載】
【住所】法人本部/函館市桔梗1丁目14-1
【TEL】 0138-46-0310
【FAX】0138-46-0320
【URL】https://kojinkai1968.com
実効性重視し医療・介護の連携強化、科学的介護の流れ加速にも対応

介護報酬の改定や人手不足によるサービス低下などに起因し、介護事業者の廃業や倒産は過去にないほど増えている。そうしたなか、函館市や小樽市などで幅広い形態の高齢者福祉施設や医療機関を運営する医療法人社団向仁会の阿部智哉理事長は「連携なくして、生き残りなし」と強調、グループ内の結束を固め、さまざまな介護ニーズに応えていく。

本部を置く函館市桔梗のユニット型介護医療院・介護医療院「喜郷」や、住宅型有料老人ホーム「泰」を中核とする住吉町の高齢者介護・医療・生活支援型総合施設「寛ぎの翔輝 はこだて」などグループの施設を全て合わせると約900床となる。道内屈指の規模を誇るが、阿部理事長は「医療と介護のみならず多職種との連携はさらに重要になる」と「意識の醸成」を徹底し、“実効性”をキーワードに組織化して連携強化を図っていく考えだ。
経営の安定的な推移は、どの施設も高い入居率を維持しているからにほかならない。例えば「喜郷」では「優れたユニット構造」や「特段にリーズナブルな居住費・食材費」、「ポストアキュート(グループ内での入居者供給機能)の充実」などで競争力を高め、加えて函館ファミリークリニックを併設する強みもみある。内科、整形外科、脳神経内科、漢方内科、リハビリテーション外来、認知症・もの忘れ外来、と診療体制の充実は入居者や家族の安心感を生む。
「介護を取り巻く環境の急速な変化で、科学的介護の推進の流れは一段と加速するだろう。人口減少は職員の確保にも大きな影響を及ぼし、単一の事業者は施設の維持が困難になる。訪問介護やデイサービスは激減するかも」と予測。一方で、そうした時こそ向仁会グループが「高齢者の療養生活のすまいの受け皿になる」と力説。「高齢独居に対する不安から、要介護度が低いうちから高齢者住宅を選ぶ人が増えている」とも言う。

集積している(立待岬に近い住吉町)
現在は、認知症ケアに特化したシステム構築や技術のブラッシュアップを図っている。函館市内4ヵ所のグループホーム「よろこびの家」はすべて認知症対応型だ。


