【2021年6月号掲載】

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国公立大や有名私大に進学実績重ね 96・6%が「学校生活が良かった」

▲福島基輝校長

遺愛女子中学・高等学校は創基147年の道内屈指の歴史を持つ。この4月、高校には昨年を7人上回る235人が入学した。函館は私立高校8校がひしめき、渡島第一学区の中学卒業生が昨年から145人減少したことを踏まえると、「遺愛」の変わらぬ〝高人気〟ぶりがうかがえる。

入学生が増えた要因は、学校見学会の充実およびオンラインによる発信力の強化が挙げられるが、何よりも大きいのは抜群の進学実績だ。今春も国公立大や有名私大に多数の合格者を輩出した。

主な国公立大では、札幌医大医学科3人、北大7人、東北大1人、東京学芸大1人、北海道教育大6人など。私立では早稲田大2人、慶応大1人、東京理科大4人、上智大2人、明治大7人、中央大23人など。

首都圏の私大で中央大が比較的多いのは、法学部志向の生徒が多いためで、多数の司法試験合格者を輩出しているのが一因のようだ。「弁護士のほか、検察庁に勤めている遺愛OBもいます」と福島基輝校長は言う。

同校はもともと国語や英語の教育に定評があり、最近はそれにさらに磨きがかかっている。例えば英語検定の取得者(今年3月)は、1級は新たに2人の合格者が出て、全校で4人となった。英検1級のレベルは「大学上級程度」とされ、合格者は毎回およそ10%程度かそれ以下と言われる難関である。他にも準1級が全校(中学含む)で23人、2級が210人と、全ての級で過去最高の取得数となっている。

校舎

▲現在、補強工事が行われている
重要文化財の本館

一方、部活動も活発だ。中でも吹奏楽局は道内屈指の実力校に成長し、全道・全国レベルの大会でも優秀な成績を収めている。直近では2月の北海道管楽器個人コンテストと北海道アンサンブルコンテストで、初の「ソロ・アンサンブルコンテスト」のダブルゴールド金賞を受賞し、アンサンブルは2回目の全国大会出場を決めた。

コロナ禍でどの学校も部活動の制限や、学校行事の中止・縮小を余儀なくされている。そうした中でも今年3月の卒業生のアンケートで「学校生活全体について、大変良かった・良かったが96・6%」と過去最高を示した。福島校長は「高3の学年の先生方が感染を防ぎながら、プチ行事を企画し、たえず生徒に寄り添っていたことが生徒にもわかり、高い評価になったのだろう」と嬉しそうに話す。

▲道内トップクラスの局員数による演奏はまさに圧巻の吹奏楽局