医療法人社団ひらおか内科循環器・糖尿病クリニック

【2023年11月号掲載】

【住所】札幌市清田区平岡6条3丁目10‐1
【TEL】011‐885‐2110
【URL】https://www.hiraoka-naika.com/

糖尿病と循環器の専門医、足病や心疾患の合併症予防に注力

▲檀浦 裕理事長・院長

 檀浦裕院長は、糖尿病と循環器双方の専門医の資格を持つ。全国でも珍しく、関係が深い糖尿病と循環器疾患を専門医の立場から同時に診れるのが大きな特徴だ。

 糖尿病では動脈硬化が起きやすくなり、足の血流障害(末梢動脈疾患)や糖尿病性壊疽のリスクが高くなる。進行すると足の切断に至る場合があり、日ごろのチェックと早期発見・早期治療が大切だ。

 檀浦院長は、市立札幌病院の下肢救済センターで長年、これらの足病の治療に携わってきた。開業後も糖尿病の合併症である足病の診療に力を入れ、巻き爪や足のむくみ、痛み、傷の治療にあたっている。重症の場合には市立札幌病院と連携。檀浦院長は週1回、市立病院で診療、足病の血管カテーテル治療を行う。

 また糖尿病は合併症として脳血管障害や心筋梗塞・狭心症・心不全などの心疾患を起こしやすい。同院ではこれらの疾患についても診療、合併症予防に力を注いでいる。

 そのほか糖尿病の検査ではHbA1cと血糖を5分程度で測る装置を導入するなど、待ち時間の短縮に努めている。「糖尿病と循環器の専門医の立場からより深いアプローチができ、合併症予防に努めています」と檀浦院長。

檀浦 裕理事長・院長(だんのうら ゆたか)

北海道大学医学部卒。市立札幌病院で循環器内科、救命救急センター、糖尿病内分泌内科、下肢救済センター(副センター長)に勤務。2022年7月開業。日本糖尿病学会専門医、日本循環器学会専門医、日本内科学会総合内科専門医。