ふじた眼科クリニック

【2022年12月号掲載】

【住所】札幌市白石区本通1丁目南1‐13 雄健1F
【TEL】 011-868-6666
【URL】http://www.fujita-eye.com

加齢黄斑変性症や糖尿病網膜症に画期的な治療

藤田 南都也院長
▲藤田 南都也院長

 ふじた眼科クリニックは、昨年開院20年を迎えた。
「加齢黄斑変性症は、中年以降に発症し、文字が歪んだり中心部が見えづらくなるような症状を呈します。目で光を感じる網膜のうち、視力に関わる大切なところに変性を起こすので、自覚症状も早い段階から現れます」と、藤田南都也院長。

 これまで加齢黄斑変性症の治療は難しいと言われてきた。かつて主流だったレーザー治療では、組織破壊を伴うため、見え方に一定の影響が残ることは避けられなかった。ところが最近になって抗VEGF(血管新生因子)療法といった、眼球に直接注射を行う画期的な治療法が登場し、主流になりつつある。
 この抗VEGF療法は、治療抵抗性がある糖尿病網膜症や、動脈硬化で発症する眼底出血の浮腫にも効果があり、適用範囲が大幅に拡大された。しかも安全性が高く、保険適用である。

「当院もこの治療で高い成績を収めてきました。ただし一度だけの注射で完結するわけではなく、複数回の治療が必要になることと、保険適用であっても自己負担額がある程度かかることは留意する必要があります。まずは診断を受けてご相談下さい」(藤田院長)