医療法人社団あさひ会
【2025年5月号掲載】
【住所】釧路市昭和南3丁目9番5号
【TEL】 0154-55-4112
【URL】https://www.asanohifuka.or.jp/ (あさの皮フ科クリニック)
http://www.kibohnoie.com/ (グループホーム・きぼうの家)
「マリモでくしろを盛り上げ隊」「マリモ」のグルメコンテストを開催

医療法人社団あさひ会理事長の浅野一弘氏は「マリモでくしろを盛り上げ隊」(略称・マリモの会)を立ち上げ、啓蒙活動を通じて阿寒湖の世界遺産登録運動を応援している。
この会は釧路市内の医師らが中心となって2012年のマリモの日(3月29日)に設立。会長は浅野氏で、副会長には杉元内科医院院長の杉元重治氏、事務局長にはあさのめ耳鼻咽喉科クリニック院長の浅野目充氏が就任している。
毎年マリモの日に行われる例会では、マリモ博士で全国的に知られる若菜勇氏の講演も行われ、また阿寒湖湖畔を清掃する「愛はマリモを救うゴミひろいinチュウルイ湾」を開催、マリモの環境保全に力を入れている。

浅野会長が考案した「マリモハイボール」は、マリモの形をしたゼリーをグラスの底に沈め、マスカット味のシロップを加えたアルコール飲料で、釧路市内の飲食店22店舗で扱われ、各種イベントの会場でも提供されている。
また地元フォークデュオで釧路観光大使を務める「ヒートボイス」が作詞作曲したマリモの会のテーマソング『トーカリップ』やこの曲に合わせて体を動かす『トーカリップ体操』、そして『トーカリップ音頭』は釧路のご当地体操や音頭として定着。釧路のイベントである「マリモナイト」(7月)や「くしろ輝く日曜朝市」(9月)、「くしろ健康まつり」(10月)などで披露されている。
一方、マリモの会がマリモの生態などを紹介した絵本『わたしはマリモ』が18年に刊行され、英語版を出版。さらに釧路市と台湾の交流により、台湾の動物園がその台湾版を出版した。

さらに「マリモ」をイメージしたグルメコンテストも開催された。
今年3月29日の「マリモの日」に行われた「第1回マリモグルメグランプリ」の最終審査では、最終審査に残った6品を「見た目」や「作りやすさ」「料理名」「材料」「味」の5項目で審査。マツエクサロンオーナーの中部芙美さん(28)が応募した料理名「まりっコ」がグランプリに輝いた。
釧路では蕎麦で馴染みが深いクロレラとパン粉を混ぜた自家製パン粉のミニコロッケで、浅野会長が考案した「マリモハイボール」同様、釧路のマリモを象徴する一品になりそうだ。グランプリを受賞した「まりっコ」は、釧路のイベント「マリモナイト」で出品される予定だ。

「マリモにちなんださまざまな取り組みを行ってきた。これからもマリモの普及と釧路の活性化に努めていき、阿寒湖の世界登録が実現できれば」と浅野会長。