将軍ジャパン
【2024年9月号掲載】
【住所】北海道江別市萌えぎ野西29-15
【TEL】 011-380-2362
【URL】http://shogun.bz/
将軍ジャパンが新ブランド BARBERSHOGUNの展開スタート
理美容とヘアカット専門店を主力に、ネイルサロンやまつげエクステ、飲食、広告、不動産など多彩な事業を展開する将軍ジャパン(本社・江別市)はこの7月1日、新たなブランドを立ち上げた。イオンモール札幌平岡内の「ダンディズムプラス」が「BARBER SHOGUN」に生まれ変わり、新たなスタートを切った。
イオンモール札幌平岡の東出入口からすぐ近くの店舗に掲げられたサインには「BARBER SHOGUN」の横文字に加え、「Since1996」「メンズサロン将軍」の文字がロゴを使って記されている。
将軍ジャパンは、同社会長で将軍ジャパンホールディングス社長の杉本好法氏が創立した法人だ。
創業後まもなく「理容のディスカウント」のドミナント戦略で理美容市場に風穴を開け、その後はヘアカット専門店「クイックカットBB」など時代のニーズに合った展開を全国で行い、現在では全業態で200店を超える。
店舗に「SHOGUN」の法人名を入れたのは同社の店舗ブランドでは初めて。創業から30年の節目が近づく中、原点に立ち返って新たなスタートを切る、という思いを汲み取ることができる。
人材の有効配置で相乗効果を高める
「BARBER SHOGUN」は同社の店舗ブランドの中で、価格帯やサービス内容は「ダンディズム」と「理容のディスカウント」のほぼ中間に位置するイメージだ。
「ダンディズム」は上質な技術を比較的手頃な価格で提供する店。当然のことながらその分施術時間を要し、一方の「理容のディスカウント」は「お時間半分×お値段半分」をコンセプトにしたスピード重視の店だ。
その中間の店をあえて立ち上げたのは、昨今の物価高騰と人手不足の中でいかに人材を有効活用するか、という社会的なテーマが背景にある。
10月に業態変更で帯広2店の出店へ
構想から出店までの実務を指揮した徳光康弘常務はこう話す。
「原材料等の価格上昇に伴う『ダンディズム』の料金改定に際し、価格を下げてスピードを速める、より回転率を高めるのが、この地域のニーズに合っているという考えからです。以前の『ダンディズム』は待ち時間が2時間~2時間半に及ぶこともしばしばみられ、『BARBER SHOGUN』に変えたことで大幅な改善につながりました」
こうも言う。
「平岡の『ダンディズム』のスタッフを同じ『ダンディズム』の新さっぽろ店、狸小路本店に増員配置したことで、どちらも売り上げが伸び、特に新さっぽろ店は顕著に数値となって現れました」
生まれ変わった「BARBER SHOGUN」の大人総合調髪(カット+顔そり+シャンプー)の料金は税込3100円、大人カット税込2600円(カット+顔そり又はシャンプー)。
同社は相応の手応えを感じており、「理容のディスカウント」のドリームタウン白樺店、自由が丘店(ともに帯広市)を10月を目途に「BARBER SHOGUN」に業態変更する予定だ。