北海道労働金庫

【2026年3月号掲載】

【住所】札幌市中央区北1条西5丁目3-10
【電話】(011)271-2001
【URL】https://www.rokin-hokkaido.or.jp

北海道労働金庫が創立 75周年、働く人の生涯に寄り添う

杉山元理事長
▲杉山元理事長

 事業量で道内3位の金融機関である北海道労働金庫(以下、北海道ろうきん)は、2025年度から新たな「長期ビジョン」と「中期経営計画(25~29年度)」を進めている。「はたらく人のベストバンク」を掲げ、利用者から安心・信頼を寄せられ、親しまれる金融機関として〝だから、ろうきん〟と選ばれる金融機関を目指す。

 北海道ろうきんの創立は1951年。以来、会員・地域・利用者とのつながりを大切にし、労働者の生活を守り、支え、応援するという思いを脈々と受け継ぎ、今日のろうきんを築き上げてきた。今年は創立から75周年の節目にあたる。

 現在、インターネット北海道支店を含めて全道に37店舗を展開し、預金残高は1兆1280億円(うち個人は1兆0373億円)、貸出金残高9008億円(同8942億円)となっている(数値は25年12月末)。その特徴は預金も貸出金も9割以上が個人の顧客であることだ。生活者本位という姿勢、社会的な役割、暮らしに役立つ商品・サービスすべてが働く人の生活の視点から発想されている。
 経営の健全性を判断する指標となる自己資本比率は9・03%、総貸出金残高に占める開示債権比率は0・70%と安定して経営基盤を築いている(数値は25年9月末)。

新たな「長期ビジョン」 はたらく人のベストバンク

 25年度からスタートした長期ビジョンでは、「未来の共生社会をきずく、はたらく人のベストバンク」を掲げる。創立からの変わらぬ思いを大切にしながらも、社会環境の変化に対応し、働く人のニーズや課題に応じて、さまざまなサービスを提供している。具体例では、25年度から住宅資金ニーズへの対応強化として千歳支店内にローンプラザを開設したほか、発売から35周年を迎えたマイカーローンの「轟ローン」の金利引き下げキャンペーンがとても好評だった。

特別定期預金「つなぐ」2月2日から募集開始

 地域・社会貢献活動も、従来に増して積極的に取り組んでいる。その一つが、会員・利用者と一体となった「つなぐプロジェクト」だ。
 これは預金やローン等の利用件数、北海道ろうきんATMの利用やスマホ決済アプリへのチャージ等の取引回数に応じた金額をろうきんが拠出するもので、25年度は総額1086万円を道内54団体に寄付した。創立50周年記念事業として開始した社会貢献助成制度(現在はつなぐプロジェクトへ統合)等を含め、これまでのべ1378団体、総額約2億6700万円の寄付を実施している。

 こうした地域の課題解決に取り組む非営利団体の支援活動の展開のほか、こども食堂やフードバンクへの災害備蓄品の寄贈、地域内の学校現場で金融教育を行う取り組みなど、地域との連携・貢献にも力を入れている。
 また「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」の認定も受けた。理事長を健康経営最高責任者とし、「北海道労働金庫 健康経営宣言」に則り、子育てや介護等によるライフステージの変化と仕事を両立しながら、全ての職員が能力を十分に発揮できる取り組みを進めていく。

「『長期ビジョン』を前進させていくためには、職員が心身ともに健康で安心して働き続けることができる職場づくりが必須」
 と杉山理事長はこう力説する。

「物件価格高騰で住宅ローンの返済期間が長期化傾向にあるため、利息負担の軽減につながる商品の推進や、創立75周年に合わせた特別定期預金『つなぐ』を2月から募集開始するなど、利用者ニーズに応じた取り組みを継続しています。『はたらく人のベストバンク』の実現に向け、信頼され親しまれ、〝だから、ろうきん〟と選ばれる協同組織の福祉金融機関として、働く人の生涯に寄り添った対応を行っていきます」