CO CREAグループ

【2026年1月号掲載】

【住所】札幌市西区八軒1条西1丁目3-15
【TEL】 011-215-5138

道内に介護施設や病院、薬局を運営、インドネシア「日本語学校」で介護職の特定技能生も

▲ナーシングホーム「レラ」

 コクリエグループは、札幌市内に介護施設ナーシングホーム「レラ」やライフシップ「植物園前」など11施設、帯広市内にライフシップ「ケア帯広」と「帯広西5条」の2施設、函館市内にライフシップ「石川公園前」など3施設、深川市内に1施設を運営。26年1月には、新たに旭川市内にライフシップ「並木通り」もオープンする。

 病院も運営し、札幌市内に医療法人社団北裕会「札幌病院」、帯広市内に医療法人社団あすなろ会「帯広記念病院」、旭川市内に医療法人社団博彰会「旭川記念病院」、函館市内に医療法人社団仁誠会「花園記念病院」を展開。

 また札幌と帯広、函館の3市に調剤薬局「セイル薬局」を運営し、札幌市内の歯科で訪問診療も行っている。
 コロナ禍では、系列の医療機関と連携し、グループの介護施設でワクチン接種やコロナ患者の受け入れなどを実施した。

 介護施設では、ナーシングホーム「レラ」を中心に、近年は「介護度4、5」の重度化した利用者の受け入れを目指している。
 グループで運営しているナーシングホームでは、訪問看護ステーションが施設内にあり、看護師や介護士が夜間常駐し、重度者の対応にあたっている。
 看取りや重度者に対応するため、グループ間のみならず、他の医療機関とも連携。系列の病院でもグループ以外の施設への往診に力を入れ、地域医療に貢献している。

▲北裕会「札幌病院」(左)とライフシップ「帯広西5条」

「グループ内で互いに協力しながら強い基盤を構築すると同時に、地域の施設・病院・クリニック等とも連携し、より良い共存関係を築くことに努めています。重度・軽度の棲み分けを行い、『要支援』のような軽介護の高齢者についてはグループ以外の施設とも連携をとりながらその支援に力を入れています」(コクリエグループ担当者)

 介護人材の不足も深刻な問題だ。
 コクリエグループでは、グループ事業の一環として4年程前からインドネシアに日本語学校「Jwindインドネシア」を運営、日本で受け入れるための登録支援機関を札幌で設立して、現在150人の卒業生が介護職の特定技能生としてグループやそれ以外の介護施設で働いている。

「何を求められ、何が必要なのかを見きわめ、課題を自分のこととして捉え、様々な課題にチャレンジできる、変化に強い会社を目指しています」(同)

▲仁誠会「花園記念病院」(左)とライフシップ「石川公園前」