カネダイ大橋牧場直営精肉店 肉将

【2024年2月号掲載】

【住所】網走郡大空町東藻琴84-1
【TEL】0152-63-5529
【URL】https://seinikuten-nikushou.com

道の駅に24時間購入できる自販機2号機設置 地域に根づいた特産品「知床牛」

▲女満別空港と知床を結ぶ幹線に 面した「肉将」店舗

 黒毛和牛「知床牛」を生産するオホーツク管内大空町のカネダイ大橋牧場のグループ会社「Big Bridge」が運営する精肉店「肉将」が業容を拡大している。店舗販売に加え、冷凍自動販売機の2号機が近隣の道の駅に設置され、地元客や近郊のビジネスマン、観光客らに好評だ。

大橋遼太代表
▲大橋遼太代表

 大空町東藻琴の道の駅「ノンキーランドひがしもこと」に2023年9月に設置された24時間購入可能な冷凍自動販売機。「肉将」店舗横に22年10月に設けられた1号機に続き、こちらも29分の1の確率で高額商品や内容量がアップした商品が当たる「肉ガチャ」機能がついている。

 道の駅の冷凍自販機はここ2年ほどで全国的にちらほら見かけるようになった。ただ、「公共性が高い」施設の性格上、「米沢」(山形県)の米沢牛、「万葉の里高岡」(富山県)の富山ブラックラーメンのように、その大半は地元特産品やB級グルメだ。そう考えると、「知床牛」は地域に愛される商品として根づき、「認められている」といえる。

▲道の駅「ノンキーランドひがし
もこと」に設置された自動販売機

 その要因として、「知床牛」の国内外への販路の広がりや、さっぽろオータムフェストをはじめとするイベント、地元の催しにも大小問わず積極的に出店していることが挙げられる。まちを盛り上げていこうとする熱意が感じ取れるからだ。

「肉将」を経営する大橋遼太氏は、大橋牧場の3代目で専務取締役を務める。人脈は多彩で、エスコンフィールドHOKKAIDOに自らプロデュースしたお肉のファストフード店を持つEⅩILE SHOKICHIの著書『肉主義(ニクイズム)』(KADOKAWA刊)を読めば、2人の交流の深さと厚い信頼関係が十分に伝わってくる。

▲地域のイベントに積極的に出展している