社会医療法人朋仁会 整形外科 北新病院

【2024年11月号掲載】

【住所】札幌市東区北8条東4丁目1番5号
【TEL】011‐792‐1211
【URL】https://www.hokushin-hp.or.jp/

椎間板ヘルニアに内視鏡「MED」手術、脊柱管狭窄症に「椎弓形成術」

石田隆司院長
▲石田隆司院長

 2020年8月に開院。①「上肢」②「下肢」③「脊椎」④「一般整形」のグループに分かれ、14名の専門医による専門領域に特化した最先端の治療が受けられる。麻酔科医も5名常勤し、緊急手術にも対応。

 石田隆司院長の専門は「脊椎脊髄疾患」。スポーツや重労働などで若年や働き盛りに多い「腰椎椎間板ヘルニア」では、内視鏡(MED)による内視鏡下椎間板後方摘出術を実施。創口(18㍉)が小さい低侵襲手術で、手術時間は30~40分。入院期間(2泊3日~3泊4日)も短い。石田院長は、この手術を通算2200例以上実施している。

「椎間板ヘルニアの場合、再発率が5%程だが、再発された方にもこの手術は適用になります」と石田院長。

 一方、高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症の手術は、椎弓形成術を実施。神経が圧迫されていれば骨を削って神経を除圧し、骨に不安定な箇所があれば骨を移植して金属のネジで固定して安定させる。石田院長は、この手術を通算1000例以上実施。

「脊椎疾患で最も大切なのは診断で、問診や理学所見、画像診断で的確な診断をつけてから治療を行うことを心がけています」(石田院長)

石田 隆司院長(いしだ たかし)

北海道大学医学部卒。北海道大学病院、函館中央病院(診療部長)、釧路労災病院(整形外科部長)を経て、2009年4月から整形外科北新病院に勤務。2022年4月、院長に就任。日本整形外科学会専門医、日本脊椎脊髄病学会指導医、脊椎脊髄外科専門医等。