【2019年7月号掲載】

【住所】札幌市西区山の手6条9丁目1‐1
【TEL】 011-621‐1200
【URL】http://www.yamanoue.ne.jp/

がんの多疾患・重複障害にリハビリ提供 5月に「形成外科・リンパ浮腫外来」開設

▲札幌山の上病院

がん患者は、初期治療が終了した後、多くの疾患や障害が重複する〝多疾患・重複障害〟になりやすく、安心した在宅生活が困難になる場合が少なくない。

札幌山の上病院の「がん・リウマチ・神経難病リハビリテーションセンター」と「心臓リハビリテーションセンター」では、呼吸・心臓・消化器・腎・骨・免疫・神経など重複障害に焦点を合わせた治療と、安心した在宅生活の再構築に向けた適切な運動、食事、日常生活の指導などを行うリハビリテーション提供に努めている。

一方、近年ではがんの治療過程で生じた身体の変形や機能障害などに対して、様々な手法を駆使し、本来あるべき姿への再建や整容性に配慮した、質の高い生活の実現に向けた形成外科治療が着目されている。

同院では、今年5月、最適な治療を患者とともに考えることを基本理念に、蕨雄大形成外科部長が中心となって「形成外科・リンパ浮腫外来」を開設した。

特にリンパ浮腫に関しては、SPECT‐CT、リンパシンチグラフィーやICG(インドシアニングリーン)リンパ管造影等を組み合わせた包括的かつ正確な診断を行った上で、医師・看護師や専門セラピストのチームによるスキンケアや圧迫療法、運動療法などの保存的治療と、0・3〜0・8ミリ径の超微小血管吻合技術(スーパーマイクロサージャリ—)によるリンパ管細静脈吻合術(LVA)などの外科的治療を組み合わせた積極的な治療を行う。