【2019年6月号掲載】

●札幌本社
【住所】札幌市北区新琴似7条1丁目2番39号
【住所】 011‐330‐6200

●東京本部
【住所】東京都北区神谷3丁目6番20号
【住所】 03‐6741‐1111

【URL】https://www.nitorihd.co.jp/

機能商品を原動力に32期連続の増収増益達成 再開発の目玉複合施設整備に着手

▲似鳥 昭雄会長

国内505店舗(2月末時点)、海外71店舗(同)を展開する、家具・インテリア業界国内最大手のニトリホールディングス。

20年2月期には、国内45店舗、海外6店舗の新規出店を計画するなど、引き続きシェア拡大が図られるが、2019年2月期の連結決算に目を移すと、売上高が前期比6・3%増の6081億円、営業利益は同7・9%増の1007億円で32期連続の増収を達成。営業利益が1000憶円の大台に乗るのは道内企業では初の快挙で、純利益も同6・2%増の681億円で20期連続となる最高益となった。

数ある好調の要因のなかでも、寝具やベッドマットレスといった家具、生活雑貨の販売が順調なことに加え、接触冷感素材を使用した冷感寝具「Nクール」と吸湿発熱素材を使用した「Nウォーム」シリーズが売り上げを牽引したほか、容易に組み立てが可能な棚や、用途に合わせて組み合わせが自由な食器棚、花粉を吸着させるカーテンなどの〝機能商品〟も増益の大きな原動力となった。

また、同社は「小樽芸術村」の開設や、老舗高級旅館「銀鱗荘」の取得など、道内の芸術文化支援に取り組んでいることでも知られているが、このほど、札幌市中央区大通東2の市有地に「芸術・文化・歴史・観光の複合施設」を整備することを発表。再開発が進む「創成川イースト」地区に新たな賑わい交流拠点施設が誕生することになる。

複合施設は3〜4階が美術館で、1階には両替所や荷物預かり所を備える観光案内所を設置。観光バス乗降場や、書籍をそろえた情報提供スペースも完備するほか、地下鉄東西線大通駅とバスセンター前駅を結ぶ地下道と接続することで、JR札幌駅前の活気創出にも期待が高まる。

直近の店舗展開では、「イオンモールつくば店」と「ニトリEXPRESS仙台ロフト店」を4月にオープン。道内に目を転じると、昨年12月に「ニトリ千歳店」を20年ぶりにグランドオープンさせている。

一方、同社は消費者や従業員の健康増進にも積極的で、経済産業省と日本健康会議が実施する「健康経営優良法人 2019〜ホワイト 500〜」に2017年から3年連続で認定されている。これは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している企業を顕彰するというもので、〝従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる〟点が評価された。

引き続き、働き方改革を含めたさまざまな取り組みで従業員の心身の健康保持増進を実現するとともに、消費者へ〝健康的で豊かな生活〟を提案する企業として成長し続ける。

▲冷感寝具「Nクール」