社会医療法人医仁会 中村記念南病院

【2023年7月号掲載】

【住所】札幌市南区川沿2条2丁目3番1号
【TEL】 011-573-8555
【URL】http://www.nmh.or.jp/minami/

最上位ランクの施設基準で365日のリハビリ提供

▲電気刺激装置「Ness H200」

 急性期病棟(3階)と回復期リハビリテーション病棟(4階)、障がい者病棟(5階)で、それぞれ病棟担当制を導入している。回復期リハビリテーション病棟では、施設基準「1」の認定を取得。これは365日のリハビリ提供ができる体制が整い、日常生活動作の改善度合いが一定水準以上をクリア。加えて一定数以上の重症患者の受け入れ施設に対し認定される最上位ランクの施設基準である。

 リハビリテーション専門医1名とPT25名、OT23名、ST5名のセラピストがシフト制を組みながら365日体制で一部の急性期及び回復期リハビリを行っている。一部の退院患者には必要に応じて外来リハビリ(最大90日)も実施。

 また同院では、STのほかに嚥下認定看護師と耳鼻咽喉科の医師が加わり、咀嚼嚥下機能の指導にも力を入れている。

 そのほか、20年4月から保険適用になったロボット型運動訓練装置「ReoGo‐J」や「HAL」などによるロボットリハビリや、電気刺激装置「Ness L300、H200」や「WalkAide」による機能的電気刺激療法も積極的に取り入れ、自主トレーニングにも活用している。

「コロナ禍でいかにリハビリを充実させるかについて、スタッフ一丸となって取り組んできた。今後は感染症などに留意しつつ、コロナ以前の状況に戻していければ」と理学療法科の野宮崇生科長。

▲リハビリテーションスタッフ