【2019年6月号掲載】

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クルーズ船研修など英語教育に注力センター試験で全国平均を大きく上回る

▲福島基輝校長

学校法人遺愛学院が運営する遺愛女子中学・高等学校は4月20日に創基145周年記念式典を行った歴史ある高校だ。道内屈指の進学校として定評があり、私立高校が8校ひしめく函館市内で人気は突出している。4月の新入学生は9年連続最多の245人。抜群の進学実績や充実した部活動が原動力となっている。

今年3月の卒業生を含めて過去3年間に限っても、多くの生徒が国公立大や有名私大に進んでいる。北海道大や札幌医科大、北海道教育大、札幌市立大などの道内大学のほか、一橋大や国際教養大、お茶の水女子大、首都大学東京といった道外国公立大学に加え、早稲田大や慶応大、上智大、中央大などにも多数の合格者を出している。

高い学力を裏付けるのが、今年1月のセンター試験の結果だ。遺愛生の平均は文系589・8点、理系650・3点で、理系の平均点は函館市内の高校でトップ。進学実績で名高い函館ラ・サール高や函館中部高を凌いでいる。教科別では国語と英語が20点以上も全国平均を上回った。

とくに英語は遺愛生平均が200点満点中150・7点で、全国平均との差は+27・4点。学校ぐるみで英語教育に力を入れてきたことが奏功した。英検の合格率もハイレベルだ。

昨年12月には、高校として国内初となるクルーズ船での語学研修をオーストラリアで実施。31人の生徒が参加し、英語プレゼンや英会話授業を通じて約2500人の外国人と交流した。「大成功でした。今年度はさらに充実した研修にしたい」と福島基輝校長。

校舎

▲補強工事が計画されている重要文化財の本館

函館港へのクルーズ船入港時の通訳ボランティアも定着。函館港の「プリンセス・アワード2018」港湾部門の「ポート賞」受賞を後押しした。

また、3月に国際教養大学の英語を学ぶ研修プログラムで、遺愛生だけのための「English Village」が開校されたのは、対外的な評価の高さを物語っている。

部活動も光る実績がある。なかでも吹奏楽局はこの春、部員数が137人となり、この数はおそらく全道最多。全日本吹奏楽コンクール全道大会2年連続金賞に輝いたほか、活動の場はさまざまな場面に広がる。この4月に、函館港に初入港したクイーン・エリザベスの船内で演奏を披露、「850席の客席は乗船客らで満席。終了後は全員がスタンディングオベーションでした」(福島校長)

また、4月下旬に函館市内で開催された電力と電気に関する国際会議の歓迎パーティーで、330人の外国人客の前で演奏、割れんばかりの拍手を浴びた。

体育会系も、バドミントン部と剣道部が三冠達成するなど活発に活動している。

▲活動に磨きがかかる吹奏楽局