【2020年8月号掲載】

【住所】釧路市昭和南3丁目9番5号
【TEL】 0154-55-4112
【URL】https://marimo946.com/

ヒートボイス結成から25年
地元釧路から全道、全国に〝元気〟を届けたい

釧路市内で阿寒湖の世界遺産登録運動を応援する「マリモでくしろを盛り上げ隊」(略称・マリモの会)の活動が注目を集めている。この会のテーマソング『トーカリップ』を作詞作曲したのが、地元人気デュオの「ヒートボイス」で、今年結成25年を迎える。この2月には北方領土の島民の思いを曲にした『四島の記憶』を東京・国立劇場で披露、話題を呼んだ。
そこでマリモの会の浅野一弘会長とヒートボイスの目黒広幸、伊藤カズヒロ両氏に25年にわたる音楽活動への思いやコロナ自粛での活動、今後の抱負について語ってもらった。

北方領土返還式典で島民の思いを歌う

▲浅野 一弘氏

——昨年から今年にかけての活動は。
伊藤
 今年は2月7日の「北方領土の日」に東京の国立劇場で行われた北方領土返還の式典で僕らがつくった『四島の記憶』と『エール』を披露しました。会場ではコロナ自粛の直前で皆マスクを付けて参加して、安倍晋三総理や茂木敏充外務大臣、衛藤晟一沖縄及び北方対策大臣、そして新党大地の鈴木宗男代表も参加しました。
目黒 式典で曲を披露するのは史上初ということで、国立劇場という大舞台で歌うことができて感無量でした。
伊藤 北方領土の島民の人たちは高齢になられています。この曲を通じて島民の思いを次の世代に歌い継いでいきたい。僕らの曲が島民の方々への力添えになれたらという気持ちです。

▲目黒 広幸氏


▲伊藤 カズヒロ氏

——昨年の9月8日には、根室の納沙布岬でも『四島の記憶』を歌われましたね。
目黒 はい。北方領土をバックに歌ったのでとてもリアルで、国立劇場とはまた違った気持ちで歌いました。
伊藤 とてもせつない気持ちでしたよ。

——昨年8月30日にさっぽろ時計台の中で行われた時計台コンサートも好評でしたね。
伊藤 参加者は150人限定で開催したんですが、開演1時間前から大勢の方が時計台の前で並び、札幌ではメジャーでない僕たちの歌をわざわざ聴きに集まったことに感謝しています。
浅野 時計台コンサートでは、高齢者のファンも多かったとか。
目黒 はい。高齢者の方は何かのきっかけで僕らの歌を聴くようになって、ずうっと聴いていただいています。
伊藤 僕らの曲は、ポップスやバラードなんですが、高齢の方もずうっと応援してくれています。
浅野 ヒートボイスの曲は、にぎやかで元気が出る曲が多いけれど、しんみりと心に届く曲もあってそれが高齢のファンにはたまらないのでしょう。

浅野氏の別荘で9月にコンサート

あさの皮膚科

——いままでに何曲つくられたのですか。
目黒 公式には128曲。マリモの会のテーマソング『トーカリップ』もそうですが、1曲依頼があると波及して別なところからオーダーが入って、それが切れ目なく続いていて本当にありがたく思っています。
伊藤 今年の8月6日でちょうどヒートボイスは結成25年になります。

——そのほか、地元の釧路での活動は。
伊藤 今年は5月5日のこどもの日に、釧路市の主催で無観客ライブを開催しました。
目黒 そう。ユーチューブとラジオの同時配信で行い、『トーカリップ体操』も披露しました。
浅野 9月の中旬には鶴居村にある僕の別荘でマリモの会の関係者やヒートボイスファンを招いて屋外コンサートを開催する予定です。

——コロナによる自粛で、いまどういう活動をされていますか。
目黒 ステージは少なくなりましたが、現在新曲6曲を製作中で、そちらに力を注いでいます。
伊藤 コロナの自粛の中、お互いリモートで曲を製作しています。自宅にあるスタジオで曲や歌詞を創作してネットを通じてデータの受け渡しをしています。レコーディング自体は難しくないのですが、歌や楽器の音声を合わせ整えていくミックス作業が一番大変です。

——お二人とも平日は会社に勤務しながら堅実に音楽活動を続けていて、それがヒートボイスの魅力のひとつになっています。コロナ自粛で経済的に窮地に立たされるアーティストが多い中で、余裕を持って音楽活動ができますね。
伊藤 いつもギリギリの生活ですから余裕はないですよ(笑)。
目黒 それだけはコロナの前と後で変わらない(笑)。

——今後の抱負は。
目黒 コロナで暗くなりがちな世の中ですが、僕らの歌で少しでも元気を取り戻してもらえれば、と思います。
伊藤 結成25年の節目を迎えて、これからも地元釧路から北海道、そして全国に元気を発信できるよう活躍していきたいです。