【2019年12月号掲載】

アサヒビール 北海道統括本部
【住所】北海道札幌市白石区栄通4-4-1
【URL】https://www.asahibeer.co.jp(アサヒビール)

アサヒビール北海道工場
※工場見学受付中(参加無料)
【住所】北海道札幌市白石区南郷通4南1-1
【TEL】 011-863-3515

多角的な事業を精力的に展開〝北海道に寄り添い〟活力創出

ビールのみならず、新ジャンルやウイスキー、カクテルやワインなど、基幹ブランドの強化を図りつつも時代が求めるカテゴリーで新たな商品を開発し、業界、経済活性化の舵を取る。一方、近年では被災地支援や赤れんが庁舎保全、タンチョウ保護など、とりわけ〝北海道に寄り添う〟さまざまな事業を精力的に展開している──。

キーワードは北海道〝150年〟に記念商品発売

北海道の恵み

▲19年10月に販売された新しいデザインの「北海道の恵み」(完全予約受注制)

アサヒビールは2019年、「アサヒスーパードライ」「クリアアサヒ」といった基幹ブランドの取り組み強化を実施している。昨年から通年販売している「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口」、リニューアルした「クリアアサヒ プライムリッチ」が主な強化商品だが、同社が近年取り組む事業に目をやると、〝北海道〟というキーワードが含まれた事業が顕著。

商品展開では北海道命名150年となった2018年に、記念商品として「クリアアサヒ 北海道の恵み」を本道限定で発売。麦の芳醇な香りと旨み、スッキリと清らかな後味が特長の商品だが、原料に富良野産大麦を一部使用していることに加え、〝北海道の豊かな食材とよく合う〟といったキャッチフレーズを使用することで、本道の食材消費も促している。

また、現在では道民お馴染みのハイボールとなった「ブラックニッカ ハイボール香る夜」も、150年を記念して販売された商品のひとつ。パッケージにはすすきののシンボルとして知られる〝キング・オブ・ブレンダーズ〟を配置し、地元感を演出している。

これらは道民目線の多角的な取り組みと言えるが、この北海道限定の両商品は、さらに〝寄付〟という形でも本道に寄り添っている。

「クリアアサヒ 北海道の恵み」は、売り上げ1本につき1円を「赤れんが庁舎」に寄付。消費者からの反響も大きく、19年6月と10月に新しいデザイン缶での販売も行われた。

「ブラックニッカ ハイボール香る夜」を通じては、1本の販売につき1円を
〝ほっかいどう未来チャレンジ基金〟に寄付。世界の舞台で活躍するアスリートの育成を目指す〝若手指導者支援〟に役立てられているほか、知床世界自然遺産とラムサール条約湿地の保全活動に役立てることを目的として行う〝ブラックニッカ鶴の恩返しキャンペーン〟では、これまで14回の寄付を実施。累計総額は約1000万円にものぼる。

事業の中核に成長したワイン部門の取り組みに目を移すと、19年1月に余市町のぶどう用農地2ヘクタールを取得。17年に取得した農地に隣接した土地で、これにより所有する農地は道内だけでも6ヘクタールとなった。ウイスキー、ワインを活用し、地域の魅力を世界に発信している。

さらに、同社は「水を育む森林を継続的に保全することが、水を原料として取り扱う企業の社会的責任」という観点から、〝水源地保全活動〟を積極的に展開。全国の9工場で行われており、北海道工場は06年から実施。〝社会との共生〟にも尽力している。

厚真町産の米使用で被災地支援を後押し

アサヒスーパードライ 北海道工場限定醸造

▲「アサヒスーパードライ 北海道工場限定醸造」には、〝ほっかいどう応援団会議〟と記載されている

先頃話題を呼んだのは、7月開催の福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデンで販売された、特別限定醸造の「ハスカップエール」。原料に胆振東部地震被災地である厚真町のハスカップを使用することで、復興支援にも力を注いでいる。さらに、この11月から厚真町産の「さくら米」を原料に北海道工場で製造する「アサヒスーパードライ 北海道工場限定醸造」が新発売となった。

同商品の発売を通じて、震災復興に貢献していくとともに地産・地消を応援していくことを目的としている。缶のパッケージには〝北海道工場製造 北海道厚真産米使用〟のコピーに加え、同商品の売り上げの一部を震災復興に寄付することが記載されている。

発売前に行われた商品発表会で同社北海道統括本部の門田高明理事本部長は、

「この商品の売り上げの一部を震災復興に役立てていただく。こうした取り組みを引き続き実施し、北海道各地に元気を届けたい」

とする一方、この取り組みの背景については、

「アサヒビール北海道工場、ニッカウヰスキー余市蒸留所ともに、創業以来道民の皆様に支えられてきた。その恩義に報いる企画」

と説明。さらなる強化も約束した。

また、発表会には鈴木直道知事も出席し、

「アサヒビール様には、自然環境保全、未来チャレンジ基金といった取り組みをはじめ、ハスカップエールなど被災地の復旧復興にも力強い支援を頂いている」

と感謝を述べた。

さらに、鈴木知事が「商品に『ほっかいどう応援団会議』が記載される商品はこれが初めて」という通り、同社は北海道の活性化を図ることを目的に結成された「ほっかいどう応援団会議」への参画をいち早く表明。商品に記載することで、応援団会議の早期浸透にも尽力している。

大手ビールメーカーで唯一札幌市内に大規模ビール工場を有し、道民と共に歩んできたアサヒビール。この先も〝道民に寄り添い〟ながら、本道活性化を全力で後押ししていく──。

※年間5万キロリットル以上製造ビール工場を指す。

門田高明理事本部長(左)鈴木直道北海道知事

▲北海道統括本部・門田高明理事本部長(左)と
鈴木直道北海道知事