医療法人スパイン 札幌スパインクリニック

【2022年11月号掲載】

【住所】札幌市中央区大通西17丁目1‐27 札幌メディケアセンタービル桂和 3F
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【URL】https://spineclinic.jp

最小侵襲手術「MIST」と「FED」、今年2月に「骨粗しょう症外来」開設

渡邊吾一院長
▲渡邊吾一院長

 くび・腰などの脊椎専門クリニック。渡邊吾一院長の専門は腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症性椎体骨折(圧迫骨折)、脊柱側弯症などの脊椎疾患。開院以来、くび・腰の脊椎手術を1300例以上実施、同院の特徴である低侵襲脊椎安定術「MISt(ミスト)」を用いて良好な成績を収めている。

 そのMIStの手技のひとつである全内視鏡下椎間板摘出術「FED」は、金子高久医師が担当。従来の内視鏡手術「MED」と比べ圧倒的に小さな筒に内視鏡を挿入して行う最小侵襲手術。1㌢未満の小切開なので皮膚や筋肉の損傷が少なく出血もほとんどない。また水を灌流しながら行うので無血視野の鮮明な画像が得られ、より正確な手術が可能になる。現在この手術を150例超実施。

店内

 ところで脊椎疾患は、骨粗しょう症がベースにあって「治療がうまくいかない」、「骨折を繰り返す」ことが多い。
 同院では今年2月に「骨粗しょう症外来」(毎週木曜日)を開設した。渡邊院長のほか、非常勤医師2名が診療、骨密度の測定や血液検査、薬物治療を行っている。
「骨粗しょう症をしっかり治すことでドミノ骨折などの負の連鎖を止めていきたい」(渡邊院長)

渡邊 吾一院長(わたなべ ごいち)

札幌医科大学卒。東京都済生会中央病院、旭川厚生病院(医長)、羊ヶ丘病院(脊椎外科部長)などを経て、札幌スパインクリニックを開業。日本整形外科学会認定専門医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医。