【2021年5月号掲載】

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涙、まぶた、緑内障および 網膜硝子体の専門治療

▲竹田 宗泰院長


田村 唯副院長

▲田村 唯副院長

桑園むねやす眼科では、田村唯副院長が涙と緑内障の治療に力を入れている。悲しくないのに「涙がたまる、こぼれる」のは、涙の道がつまることから生じる。今日では、細い内視鏡(涙道内視鏡)で治療ができ、麻酔を行うことで痛みもない。治療時間は5分程度。放置するとつまっているところが悪化し、目やにが止まらず、結膜炎を繰り返すことで視力障害が生じ、ひどい場合には失明に至るケースも報告されている。

「長期間放置していたケースでも内視鏡で治療できる場合があります。それが難しいと鼻の奥と目頭をつなぐ手術(涙嚢鼻腔吻合術)を行うことになります」と田村副院長。いずれも悪化すると手術が必要となり、再発も多い。涙は自然に治ることがなく、高齢とともに悪化するため、早期治療が重要だ。

一方、視野が狭くなる緑内障は失明の原因で最も多く、末期になるまで自覚症状がないのがほとんど。末期になると一部分に霧がかかったような見え方になり、そうなると進行を止められない場合がある。

いまは視野障害が出現する前の段階で緑内障を見つける画像検査もある。「初期の治療は、点眼やレーザーを行い、眼圧を下げ、長持ちさせる治療しかありませんので、自覚症状が出る前に治療を始めることが大切。40歳以上の20人に1人が緑内障だといわれますから、まずは眼科で検査してみてください」(田村副院長)

網膜硝子体の治療では「抗VEGF薬の眼球注射」が加齢黄斑変性はもとより、糖尿病網膜症、網膜静脈閉鎖症、強度近視などの治療に幅広く使用されている。

▲白内障および硝子体手術は
「日帰り手術」を実施

確かにこの眼球注射は、きわめて即効性が高く、無くてはならない治療法で、同院でも年間およそ1200人に実施している。しかし治療費が高額で、病状の再発に対して1年以上にわたる治療の継続が避けられない。

そのため竹田宗泰院長は、「薬物治療だけに頼らず、選択肢を広げてレーザー治療や硝子体手術を併用する場合も多い」と説明する。

また竹田院長は、「最終的な治療の選択は、患者さんに任せるにしても、患者さんが自己判断できないことも多く、治療にはわかりやすい説明と謙虚な姿勢を心がけている」という。診断と治療には、造影剤が要らないOCT(光干渉断層計)血管造影が普及しているが、それだけでは治療の選択と実施に困難なことが少なくないため、同院では蛍光眼底造影も積極的に行っている。

網膜疾患は、放置すると失明することが多く、早期発見と早期治療が必要だ。早期発見のために竹田院長は、片目を手で隠し、老眼鏡をかけて「線が歪むことや小さな文字が読めなくなっていないかの自己チェック」を勧めている。

手術については、白内障および硝子体手術などすべて日帰り手術を実施し、無縫合の極小切開で創口が小さいため、社会復帰も早い。

竹田 宗泰院長(たけだ むねやす)
札幌医科大学卒。バスコム・バルマー眼研究所留学、札幌医科大学准教授、臨床教授、市立札幌病院眼科部長などを経て2010年4月開院。眼科光線力学的療法(PDT)研究会世話人、日本糖尿病眼学会理事、日本眼循環学会理事、日本眼科学会評議員を歴任。日本眼科学会専門医。眼科PDT認定医。

田村 唯副院長(たむら ゆい)
2003年岩手医大卒。日本眼科学会専門医、眼科光線力学的療法(PDT)認定医。日本涙道涙液学会、日本網膜硝子体学会、日本緑内障学会、日本眼瞼義眼床手術学会各会員。A型ボツリヌス毒素製剤治療認定医。