【2021年3月号掲載】

【住所】札幌市中央区北3条東8丁目5番地
【TEL】 011-261-5331
【URL】https://www.dou-kouseiren.com/byouin/sapporo/

「がん生殖専門外来」「女性スポーツ外来」「がんゲノム診療相談室」を開設

▲香城 恒麿主任部長

札幌市内の総合病院では珍しく、①周産期②婦人科腫瘍③生殖医学④女性医学(更年期障害などのヘルスケア)の4部門すべてを扱う。若年のがん患者に対して妊孕性を確保する「がん生殖医療」に力を入れ、2018年に「がん生殖専門外来」を開設した。
抗がん剤を使うと卵巣の機能が低下するため妊娠が難しくなるが、北海道がんセンターや北大と協力して未受精卵子、受精卵(胚)や精子などの凍結保存を実施。がん拠点病院でこのがん生殖医療実施施設は、同院と札幌医大だけだ。
また同院では遺伝性がん治療に対応するため、臨床遺伝専門医の三島産婦人科医長を中心に、診療科の枠を超えゲノム診療に対応する相談室を開設し、日夜進歩するがんゲノム診療体制の整備に努めている。
19年に開設した「女性スポーツ外来」も特徴の一つ。思春期の女子アスリートが指導者に相談しにくい月経の管理など細かく相談にのり、女性特有の健康管理に努める。特に思春期の無月経は、骨粗しょう症など将来に影響する可能性が高いので注意が必要。道内では数人しかいない婦人科医の日本スポーツ協会公認スポーツドクターが3人在籍し、プロの競技選手から中高生までの診療に力を注ぐ。

 

香城  恒麿主任部長(こうじょう つねまろ)
北大医学部卒。北大産婦人科医局に入局後、岩見沢市立総合病院、王子総合病院(産婦人科科長)、北大免疫研究所病理部門、網走厚生病院(主任部長)、倶知安厚生病院(同)などを経て、現職。日本産科婦人科学会専門医・指導医、日本女性医学学会専門医・暫定指導医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター等。