医療法人 西さっぽろ病院
【2023年11月号掲載】
【住所】札幌市西区山の手3条2丁目5番1号
【TEL】 011‐611‐6611
【URL】https://nishi-sapporo.or.jp
脊椎・肩関節を柱に新体制、2025年頃、近隣に新病院開業
西さっぽろ病院(56床)は、整形外科の単科病院として地域の救急医療を担い、また羊ヶ丘病院(厚別区)の後方支援病院として術後のリハビリ患者を受け入れてきた。
今年1月に札幌スパインクリニックと業務提携、8月には同クリニックの渡邊吾一院長が西さっぽろ病院の理事長に就任した。
渡邊理事長は低侵襲の「MIST」によるくび・腰の脊椎手術を数多く手がけ、渡邊医師の理事長就任を機に、同病院でも手術室を拡張して脊椎手術を開始した。10月には「脊椎の専門外来」も開設する。
そのほか前理事長の岡村健司医師(現羊ヶ丘病院理事長)がこちらの病院で「肩関節の専門外来」を実施(5月1回、来年から月2回)。岡村医師は肩関節の内視鏡手術の権威で、来年1月からは肩関節の手術も実施する。
さらに2025年頃、近隣に新築移転する予定。新病院では、全国から若手の整形外科医を集め、教育できる施設にする計画だ。
「『リバース(再生)』をスローガンに、病院の再構築を進めている。札幌スパインクリニックで培った医療システムを生かし、脊椎と肩関節を柱にした治療でこれらの疾患に悩む患者さんの力になりたい」と渡邊理事長。