医療法人 西さっぽろ病院

【2024年11月号掲載】

【住所】札幌市西区山の手3条2丁目5番1号
【TEL】 011‐611‐6611
【URL】https://nishi-sapporo.or.jp

「脊椎」・「肩関節」を柱に新体制、最小侵襲手術「MIST」&「FED」

渡邊 吾一理事長
▲渡邊 吾一理事長

 札幌スパインクリニックの渡邊吾一院長が昨年8月、西さっぽろ病院の理事長に就任、新体制になった。新体制では、脊椎と肩関節の2本柱で診療する。

 渡邊理事長は、低侵襲の「MIST」によるくび・腰の脊椎手術を手がけている。

「脊椎の専門外来」を昨年10月に開設し、手術室を拡張、脊椎手術を行う。今年10月に外来機能を拡充し、渡邊理事長が月2回、金子高久医師が週1回(従来は月1回)診療。

 またMISTの手技のひとつである全内視鏡下椎間板摘出術「FED」は、金子医師が担当。従来、内視鏡手術と呼ばれていた「MED」と比べ圧倒的に小さな筒に内視鏡を挿入して行う最小侵襲手術。1㌢未満の小切開なので皮膚や筋肉の損傷が少なく出血もほとんどない。また水を灌流しながら行うので無血視野の鮮明な画像が得られ、より正確な手術が可能だ。金子医師はこの手術で豊富な症例数を持つ。

▲西さっぽろ病院

 一方、肩関節の方は、岡村健司医師が「肩関節の専門外来」を担当。岡村医師は肩関節の内視鏡手術の権威で、肩関節の手術も行う。

「脊椎と肩関節を柱に、リハビリから手術まで一貫した治療を行うことができます」(渡邊理事長)

 26年、近隣に新築移転の予定だ。

渡邊 吾一理事長(わたなべ ごいち)

札幌医科大学卒。札幌スパインクリニックを2016年に開業。23年8月に西さっぽろ病院理事長に就任。日本整形外科学会認定専門医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医。