社会医療法人仁陽会 西岡第一病院
【2025年11月号掲載】
【住所】札幌市豊平区西岡3条6丁目8番1号
【TEL】 011‐852‐7171
【URL】https://nishiokadaiichi.or.jp
札幌医大の前准教授、低侵襲の「脊椎内視鏡下手術」

西岡第一病院は、古くからスポーツ整形やリハビリに力を入れてきた。現在、肩・膝・脊椎・股関節の専門医が、それぞれの専門分野を担当して診療している。2020年2月には新築移転し、新病院が開業。
吉本三徳副院長は、札幌医大の前准教授で、脊椎脊髄外科領域を専門として診療を行い、大学では症候性側弯症や脊椎脊髄腫瘍などの難治症例の治療も手がけてきた。
とりわけ中高齢者に多い腰椎椎間板ヘルニアや腰椎脊柱管狭窄症などの「脊椎内視鏡下手術」が専門で、術数は通算2000例程だ。

この手術は、内視鏡を用いて神経の圧迫を取り除く低侵襲手術で、創口15~20㍉の小切開なので、術後の痛みも少なく、早期の社会復帰が可能だ。からだの中にカメラが入るので患部を鮮明にとらえることができるが、内視鏡画像は二次元なので立体視できず、また狭い空間を操作しなければならないので手術する側に経験が必要だ。
 手術時間は30分〜1時間。
「加齢変性が進行していく中で、いかに長期間脊柱の機能が維持できるかを念頭を置き、生涯にわたって痛みがなく生活ができるよう、先を見据えた治療を心がけています」(吉本副院長)


