【2021年10月号掲載】

【住所】旭川市宮前2条1丁目1番6号
【TEL】 0166-45-2020
【URL】http://www.mwg.or.jp/clinic.html#

全国初の在宅「脳室ドレナージ」顕微鏡を用いた「脊柱管狭窄症除圧術」

▲安栄 良悟
脳神経外科部長

森山病院では、脳卒中のほか、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、後従靭帯骨化症、脊髄内腫瘍、脊髄空洞症などの脊髄疾患にも力を入れている。脊髄疾患は整形外科でも扱うが、病状が進行して変形が脊髄に及んだ症例は脳外(担当・上森元気医師)が扱う。

脊柱管狭窄症の治療では、顕微鏡を用いた「除圧術」を実施。切開して脊髄を圧迫している骨を削って圧迫をとる手術で、創口が小さくて済み、骨の支持組織の損傷も小さい。術後10日程で退院できる。

安栄良悟脳神経外科部長は、旭川医大脳外の前准教授。

安栄部長は、通常は病院でしか行えない「脳室ドレナージ」を在宅で実施している。対象になるのは脳腫瘍などを併発した水頭症の患者で、脳圧が上がらないようにチューブで脳の中の水を抜く治療。在宅で行うのは全国初の試みだ。

森山病院外観

だが、システムが複雑なため、扱い方を間違えると呼吸が止まり死に到る。そこで在宅訪問看護師がシステムを指導管理、医師も1日2回往診する。訪問看護ステーションで患者とのコンタクトを密にし、急変があれば医師が車で駆けつける体制をとっている。

「自宅で日常生活を送ることができる。〝攻めの在宅医療〟で社会貢献したい」と安栄部長。