【2020年11月号掲載】

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「手」と「肩」の人工関節置換術「野球肘」の治療にも注力

▲近藤 真院長

「上肢」「脊椎外科」「股関節」「下肢」の専門グループに分かれ、手術実績は年間3000例を超える。北大と連携して10年前に手関節の人工関節置換術の治験を国内で初めて行った。これが正式に承認され、3年前から関節リウマチの患者にこの手術を実施している。

人工関節は膝や股関節、肩、肘で昔から行われてきたが、手関節についてはその動きが複雑なため、従来は有効な人工関節がなく、固定術しか方法がなかった。同院が実施する人工関節は、日常生活上重要なダーツの矢を投げるような動作を可能にしたもの。

従前の固定術では痛みがとれても手首を動かせないのに対し、この手術だと複雑な動きが可能になる。ただしこの手術は一定の条件をクリアした専門医でしか行うことができず、「手技の経験が浅いと関節が動かなかったり脱臼を起こすため熟練を要する」と近藤真院長。

一方、拳上不能な肩腱板断裂関節症にはリバース型(反転型)人工関節置換術を実施。こちらも術者に資格や経験が必要となる手術だ。

近藤院長は日本体育協会公認スポーツドクターで、野球肘の治療にも注力。「生涯野球ができなくなるおそれもあるので早期発見・治療に努めたい」(近藤院長)

近藤 真院長(こんどう まこと)
北海道大学医学部卒。製鉄記念室蘭病院(医長)、NTT東日本札幌病院(医長)を経て、2003年4月から北海道整形外科記念病院に勤務。今年4月、院長に就任。日本整形外科学会専門医、日本体育協会公認スポーツドクター、日本手外科学会専門医・代議員、日本肘関節学会評議員。