【2021年10月号掲載】

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脳卒中の救急治療体制を強化 脳腫瘍、てんかん、痙縮治療にも対応

▲石井 伸明
脳神経外科部長・副院長

江別市とその近郊の当別町、南幌町、新篠津村、岩見沢市の地域で24時間365日の救急医療を行い、年間1500台の救急車を受け入れている。そのうち半数以上は脳梗塞やくも膜下出血などの脳卒中で、他に脳腫瘍、外傷、てんかん、脊髄脊椎疾患など幅広い領域の治療にあたっている。診断治療に必要な最新鋭のMRIやDSA装置も装備。

また、北大脳外やその関連病院と連携をとり、最先端の専門的治療を実現するよう、心がけている。最近ではカテーテルを用いた血管内治療である血栓回収術や脳動脈瘤におけるコイル塞栓術の症例数も増えている。

昨年10月からは脳卒中の専門医・指導医のスタッフが増員され、より多くの急性期患者の受け入れが可能になるだけでなく、脳卒中の後遺症(痙縮など)の治療も積極的に行っている。

江別地区は高齢患者が多く、心不全や呼吸不全などの合併症が多いため、「手術適用の可否と術後のケアに主眼を置いた診療を心がけている」と石井伸明医師。

石井医師の専門は「脳腫瘍」で、下垂体の手術は通算400例超。また石井医師は江別市内の精神科医と「てんかんに関する研究会」に参加している。

石井 伸明脳神経外科部長・副院長(いしい のぶゆき)
北海道大学医学部卒。同大脳神経外科入局後、柏葉脳神経外科病院、麻生脳神経外科病院、スイス・ロザンヌ中央病院(CHUV)留学、北大脳神経外科助手などを経て、2006年から渓和会江別病院に勤務。日本脳神経外科学会専門医、日本内分泌学会専門医(脳神経外科分野)。