医療法人渓和会 江別病院
【2024年10月号掲載】
【住所】江別市野幌代々木町81番地6
【TEL】(011)382‐1111
【URL】https://keiwakai-ebetsu.or.jp/
脳卒中の救急治療体制を強化、脳腫瘍、てんかん、後遺症の治療にも対応
江別市とその近郊の当別町、南幌町、新篠津村、岩見沢市の地域で24時間365日の救急医療を行い、年間1700台の救急車を受け入れ、脳梗塞や脳出血などの脳卒中のほか、脳腫瘍、外傷、てんかん、脊髄脊椎疾患など幅広い領域の治療にあたっている。今年4月からは医師の働き方改革で勤務シフト制を導入し、幅広い時間帯での救急医療のニーズに応えている。最新鋭のMRIやDSA装置の診断機器も装備。
また北大脳外やその関連病院と連携をとり、最先端の専門的治療の実現にも努めている。カテーテルを用いた血管内治療である血栓回収術は症例が増え、脳動脈瘤におけるコイル塞栓術や頸動脈病変のステント留置術も増加している。また神経内視鏡システムを4Kに更新し、高画質によるより安全な低侵襲を心がけている。
手術以外では脳卒中後遺症の痙縮治療や片頭痛の治療にも力を入れ、訪問リハビリも実施。
江別地区は高齢患者が多く、心不全や呼吸不全などの合併症が多い。「循環器科の診療体制も充実し、他科との連携により患者さんの全身管理に心がけています」と石井伸明医師。
石井医師の専門は「脳腫瘍」。