札幌スパインクリニック

【2023年9月号掲載】

【住所】札幌市中央区大通西17丁目1‐27 札幌メディケアセンタービル桂和3F
【TEL】 011-623-5454
【URL】https://spineclinic.jp/

最小侵襲手術「MⅠST」と「FED」、昨年2月に「骨粗しょう症外来」開設

渡邊吾一院長
▲渡邊吾一院長

 くび・腰などの脊椎専門クリニック。渡邊吾一院長の専門は腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症性椎体骨折(圧迫骨折)、脊柱側弯症などの脊椎疾患。手術が必要な場合には、提携先の西さっぽろ病院でくび・腰の脊椎手術を1600例以上実施、同院の特徴である低侵襲脊椎手術「MⅠST(ミスト)」を用いて良好な成績を収めている。

 そのMⅠSTの手技のひとつである全内視鏡下椎間板摘出術「FED」は、金子高久医師が担当。従来の内視鏡手術「MED」と比べ圧倒的に小さな筒に内視鏡を挿入して行う最小侵襲手術。1㌢未満の小切開なので皮膚や筋肉の損傷が少なく出血もほとんどない。また水を灌流しながら行うので無血視野の鮮明な画像が得られ、より正確な手術が可能になる。現在この手術を230例以上実施。

札幌スパインクリニック
▲くつろぎの環境に配慮した院内

 ところで高齢者に多い圧迫骨折や脊柱管狭窄症などの脊椎疾患は、骨粗しょう症がベースにあって「治療がうまくいかない」、「骨折を繰り返す」ことが多い。
 同院では昨年2月に「骨粗しょう症外来」(毎週木曜日)を開設。渡邊院長のほか、非常勤医師2名が診療にあたり、骨密度の測定や血液検査、薬物治療を行っている。
「骨粗しょう症をしっかり治すことでドミノ骨折などの負の連鎖を止め、患者さんの悩みに応えていきたい」(渡邊院長)