LEE不動産
【2024年3月号掲載】
【住所】札幌市北区北16条西4丁目2-1 リー北16条ビル
【TEL】 (011)758-1211
【URL】http://www.lee.fudosan-web.jp/
小樽築港エリアの200戸賃貸マンション、LEE不動産が2月下旬 入札で売却へ
賃貸アパート・マンションや商業ビル運営・管理のほか、不動産総合プロデュースを手掛けるLEE不動産(本社・札幌市)は、小樽市築港エリアの賃貸マンション「小樽ベイサイドシティ7号棟・8号棟」を入札により売却する。「資本力の強い企業に持っていただき、築港エリアの再開発に結びつけることが、まち全体の活性化につながる」という地域の発展を願ってのことだ。
「小樽ベイサイドシティ7号棟・8号棟」はJR小樽築港駅に近く、函館本線の海側の文字通りベイサイドに位置している。
快速エアポートの停車駅で、複合商業施設「ウイングベイ小樽」が至近にある。それに加え、北海道新幹線開通時には新小樽駅(仮称)に5㌔以内という好アクセス。生活の利便性や景観、居住環境に優れているのは言うまでもない。
敷地面積6066・31平方㍍に、建物は鉄筋コンクリート造陸屋根10階建て。スーパーゼネコン鹿島建設の施工で1999年に竣工した。総戸数200戸、間取りは1K~2DKで単身者や少人数世帯向きだ。
LEE不動産はこの賃貸マンションを2008年に取得。それ以来15年超にわたり保有し続けてきた物件を売却するのは「小樽市のさらなる発展を望んでのこと」だ。
「昨今の建設費の高騰や労働力不足で、この先、当社単体では築港エリアの再開発につながる新たな投資は難しい状況となっている。より資本力の強い企業が保有することがまち全体の活性化を生むと判断した。こうすることでお世話になった小樽市、小樽市民に感謝の気持ちをお伝えしたい」
と坂上一樹社長は話す。
小樽市は来年をめどに、保健所と総合福祉センターをウイングベイ小樽内に移転させる方針を明らかにしている。人流が増えることで、新たな公共・民間施設の新設や移転も期待でき、築港エリアは広域的な文化・交流・生活サービス機能を備えた、ウォーターフロントを生かした潤いのあるエリアに変わっていく可能性が十分にある。地区計画により容積率が400%に緩和されているのも再開発の弾みとなる。
入札手続きは以下のスケジュールで実施する。①「秘密保持誓約書」提出期限:2月21日、②「質問用紙」提出期限:2月22日、③購入申込書提出期限:2月29日15時まで、④優先交渉者の内定:3月1日(予定)、売買契約締結:3月15日(予定)、決済・引き渡し:3月29日(予定)
詳細は入札幹事会社のみずほ不動産販売札幌センター(電話011‐251‐9551)へ。